「もしもの時のBCP」福山支部地域内連携推進委員会11月度勉強会
■報告者:㈱豊田工業所 豊田克浩 氏
11月の委員会は、(株)豊田工業所の豊田克浩氏を迎えて「BCP(事業継続計画)を学び企業間取引に備える」と題しまして委員の皆様と勉強いたしました。
BCPって何?から始まり、何故これを作ろうと思ったのか?そしてどの様に運営するかを報告して頂きました。
まず始めにBCPとは、Business Continuity Plan=事業継続計画 の頭文字をとったものです。
・企業が自然災害や感染症やテロ(サイバー)攻撃に遭った場合どう対処するのか。
・事業の損害を最小限にとどめ、中核事業の早期回復を可能とするプラン
・平常時に災害などを想定して計画して、事業継続の手段を取り決めておく。
・今後は大企業ではサプライヤーにBCP策定を要求する場合も出ている。
以上をふまえて、豊田氏が体験して作ろうと思ったきっかけは、2018年の同友会全国総会(仙台)に行かれた時に西日本では豪雨災害が起き、社員から出社が出来ませんとの連絡を受け調べると広島へ飛行機は飛ばない、山陽新幹線も通常どおりは動いてなくて帰れないと言う体験から、今後この様な事態の場合はどう対処して行けば良いかと考えて作成したとのことです。
策定していなくて、もし災害が起き事業縮小や廃業とかの危機になる可能性もあるかも知れません。しかしBCPを策定していればこの様な場合でも事業を継続することが容易になりえます。ふだんから中核となる事業を選定して、事業の洗い出し、そして復旧に向けての具体的な動きを決めておく必要があります。
また、もしもの時の企業連携を決めておく必要もあります。平時から繋がりを作っておいて経営指針をベースに価値観が共有できる企業との連携が事業継続には時に必要ですとの事です。
もしもを仮定してBCPを作りませんか?