「ちゃんと求人、しっかり整備~求人を進めるうえで押さえておくべき労務のポイント~」広島エリア求人社員教育委員会
講師:社会保険労務士法人 たんぽぽ会 特定社会保険労務士 木山 恭子 氏
昨年1人、今年は新たに2人採用しました。来年も2名ほど増やす予定。そんな感じで今後はどんどん会社に仲間を増やしていきたいと思っています。そんな中、手軽にもZoomでの求人勉強会があるとの事だったので、11月11日の水曜日のお昼過ぎからちょっと長めの勉強会でしたが参加してみました
■法定3帳簿って知っていますか?
経営指針書は当然毎年作成し、財務書表(財務三表)と共に常に持ち歩いています。そして就業規則も作り、三六協定もちゃんと締結しております。なのに・・・。「法定3帳簿」ってなに!?勉強会が始まっていきなり知らない言葉に直面しました。経営する上では必須の帳簿なのに知らなかった自分。一応、僕みたいな人が1人くらいはいると信じて、答えだけはここにしれっと書いておきます。「法定3帳簿」=労働者名簿・出勤簿・賃金台帳。
■雇用環境の改善
今までは縁故採用ばかりでしたが、昨年から2回ほどハローワークに求人を出しました。時間と労力をトコトン使い、いずれも本気の求人票を書くことで、毎回期待以上のスタッフを獲得することができています。あとは、入社したスタッフみんなが働きやすく、だけどやる気もいっぱいでしっかりと会社に利益を生み出すことができる人財になってもらう必要があります。その為の「キャリアパス」のサンプルも頂くことができました。経験値をためてレベルアップできるロールプレイングゲームのような仕組みを作りたいと思っていたので非常に参考になりました。
■最近の法律の変化
「時間外労働の上限規制」「有給休暇を5日付与の義務化」「同一労働同一賃金」等、国としても近年はより一層、同友会で言う「人を生かす経営」の方向を強める法律が増えてきています。会社が利益を出しやすくなる制度も必要では?とも思ったりもしますが、しっかりとした会社でなければ生き残っていけない(残っていくな?)という事なのかもしれません。
今後はパワハラ対策についても法制化されるとの事です。新しい情報についていくためにも、やはり年に1度くらいは人事関係の勉強会をして欲しいなと思いましたし、出席してみると法律等の知識の抜けが埋まっていいなと感じました。
とにかくこの日は「法定3帳簿」の言葉さえ知らなかった自分が非常に恥ずかしく感じましたし、一応それに近いものはあるので、もっときちんとした形の労働者名簿と出勤簿と賃金台帳を今年度中には必ず作って10周年を迎えることにします。