2020.12.03
ちょっとした話2「仮設診療所」モニター機完成 ㈲サンセイ工業(東広島支部)
テントフレームの製造・販売の㈲サンセイ工業(代表取締役・三宅秀信氏)では、この9月、新型コロナウイルスとインフルエンザの同時流行に備えるため、「医療用仮設テント」モニター機を開発されました。
「ある金融機関を通じての相談が六月頃にありました。コロナ禍で仕事への不安を感じていたころだったので、相談されたことが嬉しくてすぐに図面を引きました」と三宅氏。発注元病院の院長や看護師をされているご家族のアドバイスを積極的に取り入れ、試行錯誤の末に、ようやく完成しました。
特徴としては、密閉空間にならないように両サイドに大きな窓、エアコンと換気扇で常時空気を入れ換える構造。駐車場の一角などでの設置を想定し、可能な限りコンパクトに設計されています。アコーディオン状に伸縮し、設置後の移動も可能。移動用バーとキャスターを取り付けることで、女性の力でも動かすこともできます。
「一つひとつ手作りのため、設置場所に合わせたサイズで製作が可能です。これまで培ってきた技術力・開発力をこの時期に発揮できることが、心から嬉しいんです」というお話が印象的でした。
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