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2020.10.26

「藤岡徹也の復活報告~己の人生と向き合う事の大切さ~」広島西支部青年部会9月例会

報告者:㈲藤岡保険コンサルタント 藤岡 徹也 氏

 1980年創業の㈲藤岡保険コンサルタント。藤岡氏は、専門学校を卒業後、某大手保険会社に入社。四年後、親の家業に戻ることになる。実際に家業を行うも父の経営方針と自身の考え方が違い、衝突を繰り返していた中、保険会社とのトラブルが発生した。
 保険会社との業務提携がなくなれば事業ができなくなる。実際に保険会社に呼ばれ厳しい文書を突きつけられた。今まで経験したことのない、内容だった。
 社に戻り、父と話しあった。これまで感じていた自身の思いや、これからの事業展開、社風など思いをすべて伝えた。父もやっと理解してくれた。藤岡氏31歳。社長交代の瞬間だった。それからの日々、がむしゃらに働くも社員達が苦しそうに見えた。なぜなのかと自問自答したが分からず。ある日、社員の言葉に耳を傾けた。社員を苦しめていたのは「お客様第一主義」の方針。良い言葉に聞こえるのだが…。内容は「どんな状況でもお客様は神様、お客様がすべてという方針」お客様からの相談においても「イエス」という回答しかできない状況が社員の業務を圧迫し精神的にも追い詰めていたのだ。気付いてあげられなかった。このままでは皆が退職してしまう。
 藤岡氏はすぐに社員達を集め、自分の思いを伝え、皆の思いも聞き、業務内容をもう一度見直し実践した。その結果はすぐに出た。全体の仕事量は変わってないが社員達が明るい表情で仕事をしている、前向きな発言が多く聞こえる、社員同士がお互いの業務を理解し助けあい支えあっている。社内が変革した瞬間だった。その後、自身が体調を崩すがその間も社を支えたのは社員だった。企業の繁栄は「人づくり経営にあり」と藤岡氏は宣言する。
 そして皆さまにお伝えしたい!社の中で、自身がどんな状況でも、どんな立ち位置でも、もう一度己を見つめ直すことが大切な事。そして、「ありがとう」の感謝の心を何よりも大切にして頂きたい。今後も藤岡氏は大切な社員と共に歩んでいく。