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2020.10.20

ひろしま経営指針塾第三講 『絶対生き残る』という気力をもって経営を

講師:桒田三秀税理士事務所 所長  桒田三秀 氏(福山支部)

 八月より開講中の第四期ひろしま経営指針塾は、九月に第二講第三講が開催されました。今回は第三講「できる!経営計画」をご紹介します。

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 はじめに講師の桒田氏から「生き残るための心得」五項目の説明がありました。
 それは、「絶対に生き残るのだという気力を持ち続ける」「生き残るための情報収集を怠らない」「資金繰表を作る」「借りたら返さない(手元資金を減らさない)※」「不正はしない」です。
「今は給付金や借入などで、思ったほどの倒産が出ていないと感じている人もいると思います。本当の危機は、借入返済が始まる三~五年後に起こる。東日本大震災のときも、返済が始まったとたんに倒産が増えました。だからそれまでに自社の体制を整えておくこと。そして『絶対に生き残るのだ』という気力を持ち続けてコロナ収束まで生き残れば、ライバル企業は減り、ピンチはチャンスです」
「コロナ禍の現状、多くの企業が赤字です。重要なことは、手元にお金がいくらあるかを把握して、貸してくれるというときに銀行から借りておくこと。赤字でもお金が回れば企業は存続できます」とのことでした。
 また、経営計画(利益計画)作成にあたって、「下(目標利益額)から上(目標売上額)に向かって作る」という説明に、多くの参加者には目からウロコだったようです。  新型コロナの影響を受けても自社の数字を把握して、未来をしっかり切り拓いていきたいですね。 ※「借りたら返さない」:今借りたお金で以前高い金利で借りている借入を返すなどして、手元資金を減らさない、という意味。