「経営を続けていくためにやるべき事~見方につければ追い風!ぶれない経営の発想転換~」尾道支部8月例会
報告者:㈲いっとく 代表取締役 山根 浩揮 氏
■わくわくが止まらない
8月20日(木) 19:00~ 広島県中小企業家同友会尾道支部8月例会がZOOMにて行われました。
本例会では、(有)いっとく代表取締役の山根浩揮さんに、「2ヶ月弱に及ぶコロナウイルスによる自粛期間に、山根さん、いっとくさんがやってきたこと」について体験報告をいただきました。
前半は、尾道の中でいち早く全店休業を決められたこと。全店休業だからできること。掃除、修繕、整理整頓、メニュー作り、テイクアウト事業など、様々な取り組みの一つ一つをチームで動かれたこと。動いた中で見えてきた課題。新店の開店準備。勉強会。Tシャツ作り。キッチンカ―の購入、カレーづくり。クラフトコーラづくりなど、実際に行ったことに加え、コンサル事業の展開。建築デザイン。おのみちの三河屋いっとくさん。GO Food Truck。売上の昨対比など、いっとくさんのこれからのことを伺いました。そしてその一つ一つに山根さんの「飲食を通じたまちづくり」という思いに乗っていると感じました。
8月例会に参加された方。お話を聞いていた時、わくわくしませんでしたか??
8月例会に参加できなかった方。ぶち気になるでしょ??
これらの取り組みを1つずつ説明すると、ちょっとした論文が出来そうなので詳細は割愛しますが、気になる方は山根さんに会いに行きましょう!
■チャットに質問を書き込んだ
一度グループ討論を挟み、そこで報告内容に対する質問が集められました。本当に多くの質問が寄せられましたが、なかでも多かったものをいくつかご紹介します。
・なぜすぐに決断できた?すぐに行動できた?
・日本中が不安な中、山根さんの前向きなモチベーションの源は?
・社員さんのモチベーションの維持はどうしている?
・自粛期間中の辞職は?解雇は?
・自粛期間中の人件費は?
・社員さんとの思いの共有はどうしている? などなど。
これらの質問をもとに、後半は一問一答形式でコロナ期間のことだけでなく、山根さん、いっとくさんのことについて、より深く話されました。
8月例会に参加できなかった方。益々気になってきたでしょ??
■行動し続ける姿に引き付けられる
今回の例会で、私が1番驚いたことは「山根さんに集まってくる周りからの知恵、助言の量」です。コロナという日本中が不安に包まれている中であっても、その量が尋常じゃないなと感じました。前半はなんでだろう?と思っていましたが、後半のお話を聞いているうちに、私なりに気づいたことを書かせていただきます。
私の中で山根さんといえば、「飲食を通じたまちづくり」「喜ばれて喜ぶ」です。こう感じている方は私だけではないと思います。それはきっと、山根さんが日々発信し続け、日々行動し続けていらっしゃるからじゃないでしょうか。
発信し続けることで人脈が広がり、行動し続けることで協力者が現れ、本気で関わる。
だから山根さんには知恵、助言が集まってくるんじゃないかと感じました。
■発信から思わぬ発展へ
私は、昨年4月に保育園を開園しました。6年前にぽろっとこぼした「保育園やってみたいんですよね」という一言を聞いてくれた方がいました。その方がずーーーっと背中を押し続けてくれました。色々なことをこれでもかと教え続けてくださいました。それでも私が決断したのは、その一言から3年後でした。
発信し続けること、行動し続けることは簡単なことではないと思います。どうせ無理と思っていることでも、発信してみることで思わぬ出会いがあり、思わぬ繋がりが生まれ、思わぬ発展が待っているかもしれない。これが同友会のいい所の1つだと思います。