■報告者：㈱エイトコーポレーション　八條伸介　氏

　人は一人では生きていけませんね、皆様、必ずや強く思ってらっしゃることでしょう。そのことを改めてもう一度考え、そして寄り添ってみることとし、テーマとして取り上げて、k㈱エイトコーポレーションの八條伸介氏による、波乱に満ちた内容の体験発表となりました。
　音楽が大好きですくすく育った少年八條伸介氏は、山口芸術短期大学音楽科を卒業後、20歳に創業者の祖父が営むエイト交設⑭に期待と希望に胸を膨らませて入社、懸命に働きましたが・・・25歳の夏に倒産となったのです。
　孫である八條氏は、当時のエイト交設㈱の社員に毎日毎日辛い態度を取られたそうです。
　いつも明るく、元気で、愛されキャラ♡な八條氏からは、想像を越える日暮が始まります。

　翌年には、グループ会社であるユーシン産業へ入社、そして又翌年には、国士技建へと働く場を変えざるを得なくなります。八條氏自ら声を掛けても、無反応な社員たちと一緒に汗を流すということは、八條氏においては、針の上のむしろな毎日だったとおっしゃられます。
　書き遅れましたが、奥様の支えがなによりで、もちろん生活水準は底辺以下という事は言うまでもありません。離婚を覚悟した八條氏に「伸ちゃん、大丈夫！！大丈夫！！」奥様の口癖だったそうです。
　そして30歳、㈱エイトコーポレーションへ入社。現在41歳の八條氏は、怒涛の経験を肥やしとして㈱エイトコーポレーションという会社に全力を尽くします。

　御自身の御名前から「八條」に由来させ「８ヶ条」の約束をつくり会社に盛り込まれてらっしゃいます。８ヶ条の一節を少し紹介しますね。
第一条「元気で明るい人間でいよう！」
第七条「全員で楽しく仕事をしよう！」
「全社で守ろう８ヶ条」という題目です。元気・明るく・楽しく仕事をする！会社における環境というものは、まさにそこであり、そうあるべきなのかな？と改めて思わずにはいられませんでした。

　もう一つ、「どんなに苦しくても、根が残れば必ず実は育つ」「みんなの夢が一つひとつの実」と経営方針として掲げてらっしゃいます。
　人間不信から脱却した八條氏ならではの人としての味わいのある経営指針だなぁと思いました。今まさに、新型コロナウィルスによって人との密接な行動はとりにくく、皆様も必死で社員とのかかわり方に経営手段等を考えられているさなかだと思います。
　そんな中、どう人と関わっていくか、そして社員や周りの人の大切さを再認識することが出来ました。そして二極化の進む時代の中、愛のある新時代に突き進むことを誓うのでした。