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2019.12.31

「これからの外国人労働者人財との共生について」福山支部G地区会11月例会

報告者:ワールドネット樫協同組合 理事 木元英治 氏

 本年度のG地区会のテーマは「求人」です。11月例会は、特に外国人の雇用について学ぶことにしました。報告者はG地区会員の木元英治さんです。

 木元さんは本業とは別に外国人の研修生を受け入れる監理組合「ワールドネット樫協同組合」の理事をされています。昨今は、通常の求人では求職者が来ないとか、人件費の高騰などの影響で、外国人の雇用を検討される企業が増加しています。国の方針でも技能実習生の受け入れを増加する方向です。
 しかしながら、企業経営者が安価な労働力を求めるような安易な気持ちで外国人の雇用を行い、その結果として「こんなはずではなかった」という問題が顕在化している事も事実です。
 勿論、制度上の問題点もあるでしょう。技能実習生といいながら多くの場合は出稼ぎの目的で就業しています。一方で経営者の意識に起因する問題点も多い様です。

 同友会では人を大切にする経営を理念としていますが、外国人でも同様に扱ってあげることが大切です。木元さん曰く、「外国人雇用に成功している企業と失敗している企業は、その姿勢をみれば一目瞭然」とのことで、やはり、コミュニケーションが取れている企業では問題が起きないそうです。
 少しグローバルな視点での問題点もあるそうです。東南アジア諸国からみると出稼ぎの対象国が日本だけではなくなってきたという実態があります。その意味では。選ばれる国となることもひとつのテーマです。

 今回の例会では、社会的な背景や制度について学び、自社が活用した場合の流れや、今後の動向について、情報を共有することができました。