「実のある社員教育〜その法則と仕組みとは」福山支部B地区会10月例会
講師:(株)ワタオカS&C 代表取締役 綿岡英幸 氏
2019年度B地区10月例会は、10月18日(金)にローズコムにて行われました。B地区例会は体験発表がメインで行われていますが、今月は(株)ワタオカS&C代表取締役の綿岡英幸氏を講師にお迎えして、講師例会を開催致しました。『実のある社員教育の法則と仕組みとは~利益を生み出す人材育成~』というテーマの下、綿岡氏がこれまでに携わってこられた取引先の実例を織り交ぜながら貴重なお話を聞かせて頂きました。
まず、社員教育と一言で言っても、企業規模や社員の階層毎に必要な教育が異なること。そして何より、あるべき階層別人材像を社長自身が明確にすることが必要であり、一番重要であると仰っておられました。そして、求めるリーダー像を明確にした後には、OFF・JT(理念教育)、OJT(業務改革)、自己啓発などの社員教育を実施し、結果の確認を行うという一連の流れを分かりやすい資料を下に講義して下さいました。この中で、自己啓発が一番社員の成長が早いことを実例を交えながら説明してくださいました。
また、社員教育が上手くいく会社は、①上司(社長)が社員教育に関与しており、②階層別の教育を実施して組織全体の意識を変えている。そして、③社員教育を継続していく会社(最低3年)だと仰っていました。
社員教育を行う際には、忘却曲線を意識して繰り返しの教育が有効であり、忘却曲線に抵抗するためにはメモを取る習慣を身に着けると良い事。また、人間は時間意識を上げると25%効率(生産性)が上がる事など、含蓄に富んだお話を沢山伺うことが出来ました。
例会後の二次会でも講師の綿岡氏に沢山の質問やアドバイス等が飛び交い、非常に有意義な時間となりました。綿岡氏から学ばせて頂いたことを忘れず、自社の成長に繋げていきたいと思います。