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2019.11.21

地域の持つ魅力を創造、発信し、仕事づくりにつなげる

 県地域内連携推進委員会(山本浩矢委員長)は10月16日、愛媛シルクプロジェクトの実践に学ぶ勉強会を行い、このプロジェクトを立ち上げた河合崇(リバースプロジェクトトレーディング 社長)に話を聞きました。
 日本のシルク産業は、養蚕農家の激減もあって存続の危機を迎えていますが、河合氏は、愛媛県西予市のシルク(生糸)に注目します。「一般的に、愛媛=シルクとはならない。一般的でないので注目した。リバースプロジェクトは、社会課題がクライアント。経営目標をSDGsから導いている」と語り、「シルク協議会で男女平等の仕事をつくり、ジェンダー平等を実現」や「蚕入り飼料で魚のえさをつくり、海の豊かさを守る取り組み」、「持続可能な桑園を開発し、地球環境にやさしいシルク生産に取り組みことなど、具体的な事例を紹介しました。
 養蚕農家はもちろん、タオルメーカーや化粧品メーカー、食品メーカーなど企業との連携に加え、行政・金融機関・研究機関・経済団体・メディアなど、あらゆる組織と連携しようと情報発信している話はとても刺激的でした。
 グループ討論では、「自然の中で生かされているものに目を向け、大切にしたい」、「思いの強さが大切なことを学んだ」などの感想や「現地へ行ってみたい」との意見も出ていました。わくわく感あふれる勉強会になり、2次会では、具体的な産官学の連携へと話が弾んでいました。