報告者：㈱YMS　代表取締役　横田　直典　氏

　９月例会は、㈱ＹＭＳの横田さんより、自己の経験を基に、いかにして社員を定着させていけばよいのか話をして頂きました。横田さんが話される内容が、皆さんも共通した経験や思いであったかと思います。経営者側が考える遣り甲斐や働き方と従業員側が求めるものは、天と地ほど違うものです。
　私のグループでは、テーマに基づき自社の現状の把握と今後の問題点をどうクリアにするかを重点的に話し合いました。各社、コミュニケーションを取るために上司を省いた場を設けたり、経営者側が現場の仕事を把握するために配属されたりと、既に数々実践されていました。

　今後については、経営者が従業員の能力を見極めて長所を伸ばし、短所を改善していくためのアドバイスができる関係を築く事が社員を定着させるのではないか、そのためには、経営者自身の目標を確立することが必要であるとの意見がでました。
　私も雇われていたことがあり、その時に、例えば介護や子育てで時短やフレックスを使用する場合に面倒な手続きがありました。従業員の時には、効率が悪いのに分かり切ったことをなぜやらせるのか、と憤慨をすることもありました。しかし、経営者の立場になったときに、従業員に特別な許可を取得しているという認識を持ってもらい、その様に振舞ってもらうことが他の人に対して必要なのだなと実感しました。