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2019.11.06

「良い経営者になるために、新たな一歩を踏み出す」福山支部B地区会9月例会

報告者:昌和産業(有) 渡邊将弘 氏

 この度のB地区9月例会は、「社員の皆がもっと働きやすい職場環境になるように、もっと利益の出る仕組みを作れるように」を目標に掲げ、自己変革の経緯、そしてこれからの決意表明を発表して頂きました。
 渡邊氏は大学を卒業後、1998年に昌和産業⑰に入社しました。入社当時は、ほとんどの社員が50~60代で会話に非常に困ったそうです。3年間バリ取り作業だけをやり、父である社長は渡邊氏には特に厳しくスパルタ教育でした。今となっては、良い経験が出来たと感じているが、当時は仕事が嫌いで働くことの意味もわからなくなり、自社の事が嫌いになっていたそうです。
 2006年に初めて自分の名刺を作り、それまでは自分の居場所が現場だけだったのに、事務所に自分の机が出来た事は、とても嬉しかったそうです。やっぱりご褒美は必要ですね。
 社内改革を全くする気のなかった渡邊氏ですが、例会で発表する事が決まってからは行動が早かったです。まず社員全員に自社の良いところ悪いところをヒアリングしました。良いところは、残業がない、休んでも給料が変わらない、仕事中、自由に出入りが出来る、社員同士での協力体制が出来ている、自分のペースで作業を進められる等でした。悪いところは、社員の高齢化、規則がない、有給がない等でした。

 こうした社内状況で、しっかり利益をだしている事は凄いと思います。グループ討論時、多くの人が改革の必要はないのではという意見がありました。しかし渡邊氏は、よりよい会社作りの為に、就業規則の見直し、作業効率を上げる為に無駄な作業を減らし、社員同士のコミュニケーション強化に取り組んでいます。
 渡邊氏自身、対人関係の事を人のせいにする癖があるそうです。だけど、これからは逃げずに自分を変える事で良い方向に向かう様頑張っていくそうです。
 最後に、会社も自分も現状に満足せず、問題を自ら探す事で成長していきたいと決意表明されました。私自身も現状に甘えている事が多く、見つめ直す良いきっかけになりました。