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2019.11.01

10年ビジョン勉強会(経営キホンの「キ」シリーズ) 描こう!自社の10年ビジョン

報告者:西研㈱ 代表取締役社長 寺本博 氏(西支部求人社員教育委員長)

■経営理念と経営者の思い

 西研㈱では経営営理念を2回作りました。
 1回目は入会後に作ったなんちゃって経営理念でした。
 2回目は社員とポストイットで意見を出し合い「私たちは、笑顔と挨拶と感謝の気持ちを大切にし、技術力・対応力・創造力・団結力を持った明るく楽しい会社を目指します」という経営理念を作りました。おかげで取引先から弊社なら大丈夫と認めてもらい、取引できるようになりました。
 いい会社の判断基準は会社の雰囲気です。社員には製造業だけどサービス業と同じで笑顔や挨拶を出さなきゃいけないよと伝えています。
 そして今年、社風と笑顔をみてここに決めましたと言ってくれた子がいました。新しい子が入る会社にするためにも、社長が方向(一〇年ビジョン)を示していく必要があると思います。

■10年ビジョンを作ったら

 10年ビジョンがないと進むべき道がブレてしまいます。
 「2・3年の事がわからんのにそんな先の事わかるか」と言われるかと思いますが、その大切さは10年たったときにわかることだと思います。
 だから10年後ありたい姿を自由に書いていいんです。ビジョンを語って、夢を語ってその想いが社員を動かし、気持ちやスキルをもあげると思います。
 西研㈱のビジョンではISO(品質保証の認証)の取得、特許の取得、新工場の設立に取り組んでおり、「10年後5億50名達成」を目標にしています。また、「入社して定年までという循環ができる会社」「ノーと言える会社」「価格決定権のあるものをつくる」ことをめざしています。

■心の中のハードル

 2014年に台湾に会社をつくったときは、大手企業へも飛び込み営業へ行きました。
 躊躇せず行ってみると意外にも歓迎され、行動さえ起こせればどこにでもいけると思いました。
 心の中のハードルだけは下げておかないといけません。

■最後に

 経営者はこんなことをキッカケとして、色々なことを想い、会社を動かしていると思います。そして環境に応じて変化し、また何かを想い、考え、行動する。今日の話が、皆様にとって少しでも人生の一助になれば幸いです。

 次回は一二月四日に同一内容で開講予定です。ぜひご参加ください。