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2019.10.10

「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞受賞者が語る「良い品 良い人 良い会社づくり!」広島中支部8月例会

講師:㈱八天堂 代表取締役 森光 孝雅 氏

 凄まじい勢いで8月支部例会の講師をして下さったのは、この度「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞を受賞された(株)八天堂 代表取締役の森光孝雅さん。会場はTKPの最も広い部屋。参加者は100名を超え、その広い部屋でさえ参加者がぎっしりと詰まり、講師の熱さと参加者の数で部屋の気温も上昇気味でした。

順調に店舗拡大する10年

 2016年に東証で豆腐屋さんが上場されるまでは上場企業が1つもなかった三原に26歳で戻り、現在クリームパンで有名な八天堂の三代目となられました。まだコンビニもなかったその頃は、外部環境が良かったこともあり、パン屋の八天堂は10年程度で13店舗まで順調に増えていました。

急な退職や資金繰りで倒産の危機

 14店舗目を出そうとしていた矢先、急な退職が相次いだり、財務諸表を軽んじていたことから資金繰り悪化による財務危機に陥ったりと規模縮小を余儀なくされました。眠れない日々を助けてくれたのは弟さん。全財産2,000万円を用意してくれ、その半分を受け取って会社の建て直しをされました。

数字は必ず何か原因があって出来ている

 以後はこまめに数字を見ながら経営をするようになられたそうです。以前は出来ない人はやめて欲しいと思っていたこともあったが、そんな彼らが今でも会社に残ってくれており、誰にでもそれぞれ役割がある事を認識されたそうです。

夢を志にする

 利益を上げるのは手段。しっかりとした目的を持ち、重道さんの言葉、『行動こそ真実』を意識し、きちんと行動を続けることで今の八天堂になりました。夢(自分中心)を志(他人や社会・未来)に変え、「数字」と「行動」と「ビジョン」で、今では「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞を受賞する会社になりました。

 お盆が過ぎて少々涼しい日々が続く中、8月の最後は再び「熱い」夏となりました。