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2019.08.27

ちょっとした話➂「牧場がGS再オープン」 ㈲トムミルクファーム(東広島支部)

 JA広島中央(東広島市)のガソリンスタンド事業で、唯一残っていた同市豊栄町の給油所が六月末で閉店しました。しかし、地元の牧場である㈲トムミルクファーム(会員 沖孝典氏)が、建物などを譲り受け、7月2日に「豊栄ピット」の名で、再オープンさせました。
 ガソリンスタンドが減少している背景には、若者の車離れなどに伴うガソリン需要の減少、エコカーの普及やセルフ給油の増加があるといいます。同JAの給油所は、2016年から運営を地元の事業者に任せていたそうですが、高齢のため続けられなくなったそうです。
 同社の代表取締役 沖正文氏は「ガソリンスタンドの閉店が地域にとってブレーキになっていけないと思いました。『このままではまちが廃れる』という危機感から、ガソリンスタンドの経営に乗り出すことを決めました」と語ります。
 同社の事業内容は、酪農を基盤とし畑作等耕種との複合経営。さらにアイス製造から飲食営業と6次産業に取組んでおられます。沖孝典氏の「将来的には、地域振興の拠点、豊栄の情報発信基地にしたいんです」というお話が印象的でした。