「数字を『知る・理解する・作る』~数字を知り、数字に強くなる勉強会~」 尾道支部経営労働委員会&女性部会
講師:池永経営会計 鉄本 一生 氏
今年度、女性部は経営労働委員会と一緒に上記の勉強会をすることになりました。講師の鉄本一生さんは福山の池永会計の中小企業診断士さんです。今回は4回シリーズの1回目。決算書を分けてみること、売上高って何?粗利益って何?そして値決めは経営!という勉強でした。
自社の売上げって何?といわれたとき、皆さんはすぐ答えられますよね。けれど、その売上は何で計算されているかとなるとどうですか?(個数だったり、件数だったり、etc)
次に粗利益って何?粗利益は売上から売上原価を引いたものですが、じゃあ、自社の売上原価には何があるの?基本的には売上に応じて変動する経費、材料仕入や外注費などですが、業種によっては梱包費や運送費等も入るかもしれませんね。そうして売上原価がわかることで粗利益がわかります。という勉強でした。
中小企業は大手とは仕入原価の段階で勝負にならないので、付加価値を上げることが大切ですと言われました。単品の付加価値を上げることが中小企業の競争のやり方で、よって値決めをすることは非常に重要なことで、値決めは経営をすることだ!とまで言われます。100円値上げすることで、100円×粗利益率×販売個数=経常利益の増加につながるのですからその通りだと思いました。
個人的には勉強会のデジメの最後にあった「値上げによる許容減少販売数」と「値下げによる必要増加販売数」の一覧表に興味を持ちました。その表を見ていると、自社の粗利益だとどの程度までの値上げや値下げが現状維持の為には可能範囲なのかがわかり、値段決めをする上での大切なデータになると思いました。
勉強会はあと3回あります。わかりやすくいろんなお話も交えながらの面白い勉強会です。1回目に参加されなかった方も2回目から一緒に学びませんか?何か、面白い気づきがあると思います。私は昨年1回目しか参加できなかったので、今年は4回全部参加して、しっかり学びたいと思います。