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2019.08.01

「結局どうすればいいの?有給休暇義務化」福山支部E地区会6月例会

講師:西野社会保険労務士事務所 西野正浩 氏

 E地区6月例会は、西野社会保険事務所所長、西野さんより「結局どうすればいいの?有給休暇義務化」についてわかりやすくご説明頂きました。
 先ずは昭和22年に労働基準法が制定された始まりについてと、今年4月より始まった有給休暇義務化について、有給休暇の対象者がいつ、どれだけの権利が発生するのか、また有給休暇の単位など、最後は今後の働き方改革について詳しくご説明頂き、労働者のモチベーションアップと仕事の効率アップにより生産性を上げるメリットも教わりました。

 グループ討論においては、大手企業は早くも働き方改革を行っており、営業マンの来訪が減少している事や、修理担当が土日に来てくれないという問題点も上がりました。そのため、自社生産だけでなく外注に依頼を出すなどの工夫も必要という意見も聞かれました。その他、仕事が溜まるので有給休暇を取りたくない従業員に対して、モチベーションアップに繋がる有給休暇を取れる仕組み作りとして、従業員を増やしたり、作業を電子化するなどの工夫をして、具体的に短期間で効果を出す事も考えていかなければという意見もありました。少人数の従業員を抱えて仕事をしている経営者にとっては、「仕事を辞めたくなる…」「収支のバランスも心配…」などの不安の声ももちろん上がりましたが、義務化されたこの制度を守りながらどうやって利益を確保していくかを今一度しっかりと考えるべきだと熱い討論を交わされました。

 私のお店では、パートアルバイトの時給制での雇用なので、有給を活かして休みがとれる安心感が生まれ、スタッフがよりメリハリを持って業務に取り組むことが出来ればと期待しています。全体を通しては、経営者全ての方に、メリットが感じられる改革であって欲しいと思いました。

 懇親会は6月9日にオープンした伏見町のブリチキンにて行い、例会で話しきれなかった話の続きで盛り上がりました