「森川流・社員共育のススメ」福山支部S地区会6月例会
報告者:福山ステンレス鋳工㈱ 代表取締役 森川 弘基 氏
なぜ森川さんを府中へ呼んだのか!ことの発端は道下グループ長が「なぜ森川さんとこの社員はあんなに同友会に参加してるんじゃろ?」「どんな社員教育をしているか勉強させてもらおう」から始まりました。
森川さんが社員共育を始めたのが9年前、その時初めての個人面談をしたらいきなり4名が退職を申し出たそうです。その頃の森川さんは社員さんや周りのことが見えてなかったそうです。でも、そこから自分の思いを伝えていこうとされて、社員と向き合うにはどうしたらいいかを考え自身が社員と共に学ぼうと、くじけず、恐れず、立ち止まらず継続されて9年目になり、今では社風にあった社員しか残っていないそうです。
今回の例会には福山ステンレス鋳工の社員さんが11名参加されました。グループ討論では、実際に社員さんの生の声を聴くことが出来ました。社員さんの声には「社長は何でも一緒にやってくれる。だから話易い。」とか「社長はしゃべるのが上手になった」など社員さんが楽しそうに社長のことを話してるのを聞いて羨ましく感じました。現在は離職もほぼ無く、社員が友達を誘って入社しているそうです。
まとめに、森川さんは「共育を始めた時に感じる、理想と現実のギャップこそが社長の共育のエネルギー源です。そのギャップをしっかりと感じお互いの成長に向けて一緒に歩んでゆくものだ」と。グループ討論の最後に社員さんに「今一番社長に要望を出すとしたらなんですか?」と聞いたら、即答で「冷蔵庫にアイスクリームを入れといて欲しい」ですって。これこそが、社員共育を継続してきた本当の答えを聞けたような気がしました。私も明日からカッコつけずに社員さんを笑わしたろうと思いました。森川さん引き続き、また、しっぽり語らいましょう。ありがとうございました。