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2019.07.22

環境経営委員会企業訪問 時代と地球に必要とされる企業に ㈱オガワエコノス(福山支部)

 ㈱オガワエコノス(会員・小川悟専務取締役)は昭和27年、小川衛生社としてスタートしました。以後、くみ取り・浄化槽メンテナンス、下水道施設の維持管理を手掛けます。昭和56年には府中市本山町に廃棄物資源化工場が完成。以後、リサイクル事業を展開します。
 現在では、木材や畳などの繊維くず、廃棄プラスチックはRPF(固形燃料)に加工、古紙類は製紙原料にしています。缶・瓶は分別して再資源化、事業系生ごみをたい肥化して販売、家電などの粗大ごみは分解・選別して再資源化するなど、持ち込まれた廃棄物の約七割を再資源化しています。どうしてもリサイクルできない廃棄物は焼却処理を行います。焼却の廃熱を利用して発電し、工場電力として使っています。
 生活関連事業としても、高齢者宅へゴミの訪問回収や空き家になった故郷の実家の不要物の一括処分請負、トイレ周りの衛生管理・清掃などを手掛けています。

 代表取締役会長の小川勲氏は「時代とともに社会の要請が変わってきて、それにこたえる形で事業を展開してきました。お客様の困りごとに応えるということは、社会にお役立ちすることだと考えています」と前置きし、「とにかく何でもやっていこうという事業意欲が大事です。法律が後からついてくることもありました。誰よりも一足早く取り組むことが他社の先を行く鍵です。そのためにも答えを先に見据えて、利益を投資に回してきました」など、取り組みの視点について語り、「いい会社をつくろうと、社員の働きやすい職場づくりや、地域との関係づくりも進めてきました。これからも努力します」と締めくくりました。
 参加者からは、「自社の事業の延長線上に、環境経営の考え方に基づく戦略があると実感した」という声が寄せられました。

㈱オガワエコノス
昭和27年創業、昭和40年設立
資本金1000万円
売上34億6000万円
従業員241名
URL:http://www.o-econos.com/index.html