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2019.05.01

女性部会 平和学習 深い悲しみ、無念さに触れる

 
 広島4支部の女性部会は、全国女性経営者交流会の広島ツアーの担当(責任者 住吉孝予氏)となり、全国から来られた皆さんを平和公園にご案内、原爆の子の像の建立にかかわった川野登美子さんのお話を聞く企画などの準備を進めています。「案内する自分たちが勉強しよう」ということで、3回に分けて事前学習会を行うことになりました。
 第1回は3月13日、秋田正洋氏(広島一中遺族会会長)を講師に迎えました。広島一中の生徒だったお兄さんが学徒動員の最中、原爆で命を落とされ、父上が遺族会の会長を引き受けられ、ご自分がそのあとを継がれた方です。  お話の冒頭、中国新聞の「原爆ドームの前でピースをする観光客」についての様々な意見を紹介、「皆さんは全国から来られた方々に何をもって帰ってもらいたいですか」と問いかけました。その後、当時の生徒の疎開や学徒動員の状況、『星は見ているー全滅した広島一中一年生・父母の手記集』の話に耳を傾け、またDVDを鑑賞するなど、犠牲となった生徒の家族の方々の深い悲しみや無念さなど、思いの一端に触れました。
 参加者のお1人は「何のために生きているのか、考えさせられた。命の尊さを伝えていきたい」と話していました。
 次回は、4月22日(月)14時、原爆ドーム前に集合して、ボランティアガイドの方から学ぶ予定です。ご都合のつく方はご一緒にいかがですか。