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2019.04.17

広島西支部西・廿日市大竹地区会「立ち直りを支え地域の力で雇用する」

 

更生保護とは
 更生保護は、罪を償い、再出発しようとする人たちの立ち直りを導き、助け、再び犯罪や非行に陥るのを防ぐ仕組みです。その活動は、保護観察所をはじめとした国の機関と、保護司などのボランティアからなる民間の方々が協働して行っています。

活動報告
 まず広島保護観察所の統括保護観察官である中元孝彦氏より広島県における協力雇用主(事情を理解した上で雇用し、立ち直りを支援する事業者)の状況と、その雇用に対する国の支援制度の話をして頂きました。続いて廿日市地区保護司会の会長である渡邊繁雄氏に22年間に及ぶ保護司活動の体験を語って頂きました。様々な罪を犯した多くの人たちに対し、更生保護の活動を行ってこられた氏は「再犯防止には安心して住める場所と仕事が必要です」と思いを語られました。

質疑応答
 同友会を代表して藤原西地区会長が質問を行いましたが、今回は初めてのテーマなので、まず保護司の方の考えを知ることが大切との考えを述べ、地域における保護司及び保護観察対象者の人数、保護観察対象者の情報の扱い、保護司としてのやりがい等を質問し、報告への理解を深めました。

グループ討論と発表
保護司・保護観察官の方々に各グループに入って頂き、討論を進めました。討論の発表で出た意見で共通していた点は、罪を犯した人の雇用は躊躇する、また罪には質の差があり、その中身が判らなければ雇用しづらいといった率直な意見でした。そしてそこから先へ進む為に実情を知ること、教育出来る会社になること、信頼関係を築いていく事が重要との前向きな意見も多く出てきました。