2019.01.23
罪を犯した人の就労を支援する求人誌を発刊
㈱豊生(福山支部)
㈱豊生の取締役、山本晃二さんが、昨年4月に発刊した求人誌は、月刊でタイトルは「ネクスト」。広島県をはじめ各地の建設、介護会社など数十社の求人情報を掲載。NPO法人マザーハウスの送付協力を受けて発刊時の500部から1300部に増刷、全国の刑務所や少年院、更生保護施設など150カ所以上に郵送しています。
法務省によれば、受刑者のうちの3割の再犯者が6割の事件を起こしています。一方で、保護観察終了時に職のある人の再犯率はない人の4分の1の7.5%。つまり、出所以後に職業のあることは、社会全体の犯罪件数を減らすことに寄与すると同時に、更生の大きな礎になるのです。
山本氏は、こうした状況を踏まえて、「本当に更生を望んでいる人」と「人手不足に悩みつつも、更生に協力してくれる企業」とをつなごうと、この求人誌を発刊させました。企業側の相談を受け付け、就労支援のサポートもしています。同社でも1月11日に新たにホームページを開設、野点看板を設置してPRに努めるほか、自社での受け入れ拡大のため寮を購入するなど、支援への取り組みを強めています。詳しくは、同社にお問い合わせください。