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2019.01.22

福山学⑦ 福山100NEN教育 福山支部地域内連携推進委員会



 福山学も大詰めの第7講を迎えました。今回は「福山市の教育」がお題。当初講師に予定していたのは学びづくり課長さんでしたが、ご本人からのお申し出で教育長の三好氏を講師にお迎えしました。現在、市教委が力を入れていらっしゃる「100NEN教育」について熱く語られました。
 「福山100NEN教育」の始まりは2015年。「すべては子どもたちのために」を合言葉に、「授業」「組織」「評価」の三つの転換を掲げました。翌2016年の年頭に、「福山100NEN教育」を宣言しました。
 教育問題については様々な論議があり、文科省もいろいろなスローガンで改革を試見ています。しかし「ゆとり教育」をはじめとして、理念の正しさより、実際の運営・運用面で、ソフト・ハードの両面が不十分であったと考えられます。特に学校現場での理解と実行体制が十分ではありませんでした。
 今回の宣言は、福山市制100周年から次の100年を展望して、「教育が福山の未来を創る」との覚悟で行われたものです。
 教育の本来の目的は「人格の完成」です(教育基本法第1条)。同友会はそれを「豊かな人間性に裏打ちされた知識と感性の持主で健康な人」に育ってもらう、と読み解いています。
 例えば、「雪が解けたら何になる」の問いに「水」だけでなく、「春」と答えても間違えではない。そうした感性も重要なのです。

 現在福山市では、問題を「考える」「体験する」「気づく」「気づきあう」ことを大事にしていらっしゃるように見受けました。子どもたちは、教えなくても互いに答えを導き出す力を持っています。
 こうした活動を「全面的に」展開するには、教職員だけでは不可能です。PTAや町内会も含めて、子どもたちを見守り、気づく場を提供していかなければなりません。それこそ、地域に生きる中小企業の出番ではないでしょうか。
 当日は、多くのPTA会長を経験された会員さんも参加。「私たちは何ができるか」について熱い議論を行いました。三好教育長も、「こんなに熱く論議をしていただいてありがたい」と感想を語られました。
 「福山100NEN教育」については、以下をご覧ください。