採用と定着に 奨学金返済の支援制度への応援補助金

　広島県が今年度から始めた標記の補助金の説明会を、六月五日に福山会場（一七社参加）、八日に広島会場（一六社参加）で行いました。
　補助金の趣旨は、「中小企業の人材確保や定着を応援する」ことです。補助の内容は、①従業員の奨学金返済支援制度をつくっている企業で、②働き方改革に取り組んでいる企業が補助対象となり、③概ねの補助金額は従業員への給付額の1／3（年額6万円／人）～1／2（同10万円／人）です。
　質疑応答では、働き方改革の実施企業のハードルは高くないことが分かり、返済支援を受けた社員の所得税や社会保険料が支援の額に応じて上がるかも知れないことや奨学金を受けていない社員との公平性の問題などの指摘がありました。
　また、「働き方改革をすすめるには生産性をあげていかないと難しい」、「企業価値を上げ、われわれ自身が地域でキラリと光る存在になる」などの感想が出されました。
　すでに二社が制度をつくっていたことが分かり、参加者から賞賛の声があがる一幕もありました。