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2018.06.25

「現場改善活動を学ぶ~イノベーションインストラクターの育成」(福山支部S地区会5月例会)

■講師:ひろしま産業振興機構 滝口 隆久 氏
■事例発表:㈱内海機械 代表取締役 内海 和浩 氏

 S地区5月例会は、ひろしま産業振興機構 イノベーションインストラクター塾長 滝口隆久氏をお招きし、「現場改善活動(イノベーションインストラクターの育成)」についてお話していただきました。
 イノベーションインストラクターとは、会社においての改善活動をチームで行なうときに中心となって進めていける人のことです。このイノベーションインストラクターの資格があることによって今まで見てきた現場の見方が変わり、そしてそれをどう変えていくかという考え方が生まれる。そして最後に現場で気づき、考えたことを実践できるようになります。
 事例発表では、㈱内海機械 代表取締役 内海和浩氏にお話していただきました。内海氏はイノベーションインストラクターの資格を取得されています。内海氏は職場改善で部品などを置く位置を明確に決め、いらないものを排除し、整理整頓がしっかりされています。チェック表や原因訴求分析などを紙媒体などで見える化し、社員全員が理解し、把握できるようにされています。それとチェック表などの管理を一人ではなく数人で管理することで共有化されています。

 今回お話を聞かせていただいて、職場改善は個人でするのではなく、社内数人でチームを作り行なうこと。改善も一部だけではなく、一連の流れ全体を改善しなければ意味がない。現場においての課題を見える化すること(紙媒体等で)、既成概念に囚われず、プラス思考で考え、マイナス思考で考えない。
 私の会社でも職場改善ができるところがたくさんあるのですが、社員に問いかけても「難しい」「今までのやり方がいい」などマイナス思考の意見が多々出てくるので、そこをどうやってプラス思考の意見に変えていけるかが今の自社の課題なのだと思いました。
 例会の後、改めて自社内を見て回ったところ、作業の流れでムダな箇所が何点か見つかりました。作業の動線だとか必要なもの以外をおいているなど修正箇所がいくつも発見できたので、これらを私含め社員で改善点を探し行動に移していこうと思います。