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2018.06.09

2018年度税制改正のポイント(福山支部政策環境委員会)

■講師:桒田三秀税理士事務所 所長 桒田三秀 氏

 今回、1月入会後、初めて政策環境委員会に参加しました。定年退職までは、サラリーマンでしたが、今は自営業ですので節税は重要と感じたからです。もちろん、現在も会社は税理士さんと契約していますが、セカンドオピニオンとして、いろいろな知識を得たいと考えたからです。
 講師は、桒田三秀税理士事務所の桒田三秀氏でした。新社屋も完成してローンの返済に忙しい中、いつもの桒田節?で始まり、淡々と内容のポイントをついた説明がされました。

 前説として、税制改正の流れで、最短でも改定で2年間は掛かるとの事。また、様子を見ながら、小刻みに改正される事があるので 要注意とアドバイスがされました。1項の配偶者控除・配偶者特 別控除の見直しは、配偶者の給与収入が150万円以下に拡大されましたが、社会保険の扶養が外れる130万円が一つの目安でパートさん ( 60 歳未満) を指導する必要があるのではとの指摘がありました。途中で、参加者の中から「30 年前と初任給額がそんなに増加していない。確かに労働時間は短くなったが、手取りが増えないと若者が元気に成らん」との指摘があり、一同納得。

2項の事業承継税制の特例の改定では、B/Sを正確に把握しないと相続税対策自体が立てられないとの指摘があり、今回「同族でなくても」事業承継できる点が改善ポイントとのことでした。

3項の所得拡大促進税制の改正の説明に対して、儲かっている会社は良いが、中小企業 は7割が赤字なので、実際には恩恵は少ないのではとの指摘があった。私自身も、利益を上げて社員に報いないと企業として存続の危機との意識が弱いと反省しまし た。

 この文章を書くのも大変です が、会に出席された方から刺激を頂いた貴重な時間でした。