やってはじめて見えた景色！　呉支部広東地区会

　今年度最後の地区例会は、4年間に渡り、地区会長を務めて来られた東風上地区会長（㈱東風上商店、社長）の発表となりました。今回は、パワーポイント初挑戦での発表ということで、向上心の高さを伺うことができました。創業2年目に先代である父君が病に倒れ、その翌年に、正式に後を継がれていることから、多くの苦悩があったことと思われます。会社にとっても、個人にとっても分岐点となった出来事が2つあったとの事でした。
　1つ目は、同友会に入会後まもなく開催された「経営を語る会」です。自社の現状を調査・分析する必要があり、それをした事で経営課題を見つけることができたとのことでした。それまで出来ていると思っていたことが、実は出来ていなかったことに気づけたとも言われておりました。言わば、「井の中の蛙・・・」状態であり、それに気づけた事が、その後の行動に影響を与えたようです。
　2つ目は、「自社工場を買った事」です。資金を借りる際に、初めて「返済できるのか？」という不安があったそうです。それでも自社工場を買うことに踏み切った時に、「覚悟を決めた」との事でした。その後、地区会長に就任、障害者雇用や商品開発の挑戦、そして新事業を開始していることからも、「覚悟」を感じられました。自分の領域を広げ、益々度量の大きくなった東風上氏ですが、目標も高く設定されておられ、これから、どこまで飛躍して行かれるのか楽しみです。　
　最後に、「またいつか地区会長をお願いされたら、どうしますか？」という問いに、「やります！次は、もっとやれる気がします」と即答されたのが印象的でした。地区会長4年間のお務め、ありがとうございました。