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2018.04.12

県女性部会交流会 多様性こそ経営を強くする


 県女性部会(田河内秀子担当理事)は、全県女性部会交流会を2月17日、福山総合結婚式場みやびで開催。男性も含め全県から64名が参加しました。
 超少子高齢化が進み人材不足が深刻化する中、私たちの経営をどう守り発展させるかは大きな課題となっており、「女性の力を経営にもっと生かすべきではないか」との問題意識で、この交流会は企画されました。
 女性部会担当理事の田河内秀子氏は開会にあたって、「広島の女性部会は働きやすい職場づくりや介護と経営の問題を取り上げ、生活者の視点を掘り下げて学ぶ意義を深めてきた。この広島の伝統を生かしつつ、来年6月に広島で開催される女性経営者全国交流会(女全交)の準備中で何を残していくのかを考えていきましょう」と挨拶しました。
  報告者は中同協(同友会全国協議会)事務局長の平田美穂氏。平田さんは、「生産年齢人口が減少する中で、誰もが働ける、働くことで成長し、暮らせる社会が求められている」ことや「女性問題とは女性を取り巻く環境の問題である」ことを指摘。続けて、女性部会の意義について「女性が『オバちゃん』でも『おねえちゃん』でもなく率直に学べる場」であることを紹介、「女性が活躍する企業は強靭な経営となる」、「多様性が育む組織こそ強靭な経営体質になる」ことなど、会員企業の事例を紹介しながら話をすすめました。また、広島の女全交に向けて、①企業づくりの課題を女性の視点で、本音で交流してほしい、②中小企業憲章や人口減少、環境問題、平和問題なども深めてほしい、③広島同友会の強みである求人社員教育問題や全国3位の会勢と組織力を発揮して欲しいことなどを提起しました。
 グループ討論も時間が足らないくらい盛り上がり、「同友会運動の基本は人間の成長を信じることにあると改めて気づきました。平田さんの報告で、女性部の役割が改めて確認できました」「多様性が育む組織の強さ、柔軟性をもって!!個性を大事にすることで働きやすい環境をつくるなど、たくさんの気づきをもらいました。女性のしなやかさ、したたかさで頑張らねばと思いました」など、たくさんの学びと気づきの感想が寄せられました。
 来年六月の女全交の成功に向けて会員の皆さんのお力添えをよろしくお願いいたします。準備にあたられた福山支部の皆さん、有難うございました。