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2018.03.14

広島西支部新年互礼会 パネルディスカッション 2018年を斬る! 我が社の戦略と展望

(株)エル・コ 代表取締役 沖野直子氏

藤岡)まずは沖野さん。フリーペーパー「西広島タイムス」を始められた頃は、驚かれたのではないですか?
沖野)はい。「おかしいんじゃないの」と(笑)。我が社は印刷業ですが、ただ印刷するだけでなく、取材や   企画をすることで、よりお客様のためにできることがあるとゼロからスタートしたと聞いています。
    また、会社五〇周年を機にイメージキャラクター「えるこちゃん」を作りました。インスタグラムに   アップしたり、ラインスタンプも作成。初めは社員さんも心配そうでした。
   でも、「これが当たり前」というのではだめ。おかしいと思われてもやる!皆さん、何でもやりましょ   う!
藤岡)橋沢さんは、いろいろな業種と組むのがお上手です。
(株)Room Style 代表取締役 橋沢宏弥氏

橋沢)私は不動産業です。でも「これしかできない」というのはおもしろくない。ものすごい変化の流れの中   で変化し続ける。周りの人と会社をシェアしていくような感覚でやっていきたいんです。「こういう企   業さんとタッグを組みたいです」と発信しています。
藤岡)働き方改革への取り組みはいかがですか?
橋沢)会社で経営者が「ああしなさい」と言うのではなく、社員さんにどうしたらいいか考えてもらってやっ   てみる。やってみるとできるものです。
増田)評価も大事ですし、日頃から話を聞く、受け止めてあげることは大事です。提案があってもすぐに否定   しないとかマナーを変えるだけで会社の雰囲気も変わります。
沖野)私はまず朝礼を変えました。皆さんに発言してもらっています。最近はストレッチもして、「今日も笑   顔でがんばりましょう!」と(笑)
(有)藤岡保険コンサルタント 代表取締役 藤岡徹也氏

藤岡)沖野さんらしいですね。横山さんはいかがですか?
横山)経営者ではない自分が社員さんに何がうれしいか尋ねると、「連休が取れたら」「給料があがったら」   と言われました。条件面はもちろんですが、コミュニケーションを良くして信頼関係や仕事に対する満   足感を高めたいです。
(株)ビッグラン 代表取締役 増田裕明氏

増田)私は三年前に朝礼に出るのをやめました。朝礼でがんばるなとも言っています。「昨日釣った魚がおい   しかった」と誰かが言って大拍手が起こるようなゆるい朝礼が理想。具体的なミーティングは部署ごと   にやればいい。目標も社員さん達で決めています。そんなに儲かりませんが、自分達で決めるのでがん   ばってくれていますよ。
橋沢)うちは他社では考えられないほど権限移譲しています。やりがいも出てきますし、それができる規模な   ので、そういう方向にしています。
藤岡)各業界は今後どのように変わっていくと思いますか。
(有)カーテン工房 主任 横山裕志氏

横山)内装業が無くなることはないですが、インターネットで情報が広がりすぎ。どうすればお客様の目に留   まるか、SEO対策にお金をかけるなど新しい方向で力を入れたい。
沖野)印刷業は低迷しています。しかし紙はなくならない。今年はARも視野に入れつつ、インバウンドにも   対応して英語版「お好み焼きマップ」など取り組み中です。イベント会社も立ち上げます。いいものは   残しつつ、新しいところへも走っています。
橋沢)技術革新で淘汰されて、規模の大小関係なく個人の信用が評価される時代になったのではないでしょう   か。例えば「いいね」の数。信用を集めることでお金になる。
増田)中古車業界は寡占化が進みます。小さいところはその店で買う理由づくりをする必要がある。七月には   フィットネスの店舗を出店しますが、スタッフ一人ひとりが主役。他喜力、リーダーシップを磨く。会   社の「人」という基盤磨きを徹底的に取り組みます。
藤岡)それでは、五年後、どんな会社にしたいですか?
横山)まず自分が経営者として父に認められること。売上を右肩上がりにしたいです。
橋沢)現在以上に変化・進化している会社にしたいです。
沖野)「㈱エル・コに勤めて良かった」と従業員さん全員から言われる会社にしたいです。
増田)「もう一度会いたい」と言われる人がいる会社をつくる。五年後最高になっていたらいいなと思いま    す。