「私が同友会活動で学んできたこと」広島安佐支部ABC地区会合同例会
平成29年12月11日安佐支部合同例会がTKPガーデンシティ広島において開催されました。今回の報告者は安佐C地区会長にして、金型設計製作・プレス加工などを行う㈱サイトウミクロ 代表取締役社長 斉藤康浩氏です。冒頭に㈱ジェイ・スマイル 代表取締役 松下仁氏より本例会に至った経緯について、「同氏が数年ぶりに同友会に戻って来た所、あんなに無口だった斉藤氏が地区会長にまでなりバリバリと活動している、これは何があったか聞きたいと思った」、というあいさつがありました。
今回、斉藤氏は自社の内部資料、売上・利益推移や実際に社員さんと共有している経営理念の書面など隠すことなく開示して頂き非常に参考になりました。
私が印象に残った点は、先代会長の良い点を斉藤さんの物腰柔らかい人柄(勿論社内の事は分かりませんが…)を活かして、新しい次の展開に持って行こうとされているな、と感じました。一例をあげれば会長が作った経営理念を自身の言葉でかみ砕き、かつ社員さんがいつでも見られるように持たせている、との事。これはとても良い工夫だと感じました。
そして本題、同友会との関わりです。もともとは事務局からの案内を見て興味がある話があれば参加するという姿勢だった斉藤氏。その当時は例会に参加してもグループ討論で内容が分からない、分からないから発言も出来ない、という事があったそうです。しかしある時、地区役員になり、さらに地区会長になると景色が変わって来たそうです。それが情報量との事。例えば他支部との関わりが出来るといつどこでどんな勉強が出来るのか、こういった情報がどんどんと入ってくるようになったとの事です。それからは役員研修大学や企業変革支援プログラム、共同求人活動(RUN)などに積極的に取り組んでおられます。
今回の例会で私は伝え方とタイミング、そして前提となる人間関係と自身の経験、これらがキーワードだと感じました。社内でも同友会でも共通することでありグループ討論でもそういった話題が多かったように感じます。いずれもすぐに出来るものではありませんが日々コツコツ行動しようと思います。