活動レポート
2018.01.22

ちょっとした話 426号3本

障害者雇用に取り組む「ジョイントベース」を設立
㈱QLサービス  目黒 由成 氏(福山支部)

 10月30日、障害者などの雇用を目的とした、㈱ジョイントベースが会員4名を発起人に、設立発表を行い、目黒氏が社長に就任しました。
 氏が障害者問題に関心を持ったのは、入会間もない頃に参加した、障全交in松山。「できることを、できる形で行えば、自分にも取り組めることがある」と感じ、構想を温めてきました。今回、施設ではなく株式会社にしたのは理由があります。その1つは、施設では社員でなく、「利用者」と呼ばれること。もう1つは、施設では自分が健常者でないことを利用者が突きつけられること。「自分に誇りが持てるようになることが、人を大事にする経営の基本的な視点ではないでしょうか」。
 仕事を集める中で、これまでの施設への発注金額が、最賃にはるかに届かない金額だったことに気付いたと言います。「人手不足の解消や働き方改革の実現のためにも、単純作業やルーティンは、ぜひ適正な価格で発注してもらえると嬉しい」「こうした場があちこちにできれば」と氏は語ります。

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職人不足解消に一石を投じる!
㈱オオサワ創研 代表取締役 大澤 仁志 氏(呉支部)

 中古住宅のリフォーム事業は活性化しています。
 しかし、職人の平均年齢は上昇し続け、慢性的な職人不足から競争は激化する一方です。
 この課題に直面した同社。大澤氏がひらめきます。「ベテラン職人の離脱による損失は大きい。1人で水回りリフォーム工事ができる職人を育てる学校を設立すれば、同じような悩みを持つ経営者の支援ができるかも」。そんな思いからリフォーマー専門学校が誕生しました。
 大澤氏は「多能工の可能性は誰もが感じているが、メリットが浸透していない」と話します。
 同校は、最短20日で一人前の多能工職人を育てるとし、個人のレベルに合わせたコースを設けています。受講生は北は青森、南は熊本から集まります。
 取材当時おられた受講生の方は「失敗を恐れず技術を磨ける」と話してくれました。
 水回りの多能工職人を呉から全国に!
▼お問い合せ
呉市広白石2-12-39 FREE:0120-927-617 MAIL:info@reform.school

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おしゃれは心の処方箋~シニア世代のための移動ブティック~
㈱エヌ・スタイル 代表取締役 流田 尚子 氏(広島西支部)

 婦人服卸販売を手掛ける商工センターの㈱エヌ・スタイル。社長の流田さんは、お洒落が大好きです。
「自分の目で見て、着るときを想像しながらお洋服を選ぶ。とても楽しいですよね!
 でも、介護施設に入所されている方は、そういう心がときめく機会が少ないのではないでしょうか。施設の方がお買い物に付き添って行くのも大変そう…。それなら、うちで商品持って訪問しちゃおう!って、始めました(笑)」
 新事業はその名も『移動ブティック』。主に施設に入所されているシニア世代にお買い物の楽しみを届けておられます。実際に、購入された方の笑顔を見て、手ごたえを感じられたそう。施設のみならず、近隣にブティックがない地域の集会所等での販売も可能とのこと。お気に入りの1枚を選んで着る「楽しみ」を届けてもらえますよ♪
 http://nstyle.biz/
 電話082-277-4351(㈱エヌ・スタイル)

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