地域の資源を生かした仕事づくり〜尾道の事例に学ぶ〜 福山支部地域内連携推進委員会
地域の資源を生かした仕事づくり」〜尾道の事例に学ぶ〜と題しまして、㈲いっとく 専務取締役 岡野賢吾氏を迎えての委員会でした。
現在、㈲いっとくはグループ会社を含めて尾道、松永、福山で20店舗あり各々の店舗が地域に根ざし営業されてます。形態としては飲食店が中心で居酒屋、カフェ、プリン専門店などです。
そして㈲いっとくさんの本社の尾道市は人口約13万人ですが、近年は観光客に恵まれて「しまなみ海道」や「坂の町尾道」や自転車関連を含めて年間で67万人の方が訪れておりその内13万人が外国人とのことです。また台湾の自転車メーカーのショップがあることで特に台湾人の方々が多いとのことです。
当初は極端に観光客が増えたとしても、地元の受け入れ体制が貧弱であり連休ともなれば、あちこちで道路の渋滞や昼ともなれば飲食店に行列ができてイメージが損なわれないかと危惧されてたようですが、だんだんと地元の方も観光客に慣れてきて、いまでは以前よりはスムーズになっていると言われてます。
また、㈲いっとくは、「店づくりは街づくり= 価値づくり」との考えで元気な尾道をめざしていて、昔賑やかだった新開地区などで廃業される老舗店を何店も引き継ぎ自社で運営してこの街を盛り上げられてます。一時は廃れていたこの地区では最近20店もの新店がオープンしてにわかに活気づいてるとの事で、また新店は若い世代のお店が多くこれからの尾道を活気づかせる一役を担っています。
また㈲いっとくでは街づくりの勉強会を開催しており、その中でスペインのサン・セバスチャン市にも行かれて大変に刺激を受け、これからの街づくりの参考になったとの事です。
岡野氏の話を聞いて、地域で活躍してその地に根ざし価値を上げるとのことが重要だと思いました。