「経営者の危機感がピンチをチャンスに変える~“経営指針”と“5S”を徹底深化~広島安佐支部オープン例会
平成29年9月6日、安佐支部オープン例会が合人社ウェンディひと・まちプラザにて行われました。
住岡氏は平成5 年に寿木工に後継者として入社。その後、昼夜を問わず働き、仕事も増え利益もでるようになりました。そこから住岡氏の本当の奮闘が始まります。同友会との関わりを通じて、5Sに取り組み、経営指針も作成。さあこれからという時にリーマンショック。さらなるピンチの中で、同友会の先輩に言われた言葉が「寿木工は誰の会社だ?」。そこから皆で考えると、徐々に社員も目の色が変わったそうです。現在では全社一丸経営で、5Sも深化されています。今回は多くの失敗と挑戦の中からできあがった寿木工の組織、体制づくりについての報告から、“徹底して進める経営とは”の学びを深めていきました。
当日のアンケートから、参加者の「声」をご紹介致します。
・クレームは即対応!出向いてフェイス&フェイスで対応で解決。周りの同調者の理解も得られれば、よりス ムーズに解決できる。非常に活発で、特に金融関係者の実体験談も大いに参考になった。
・小さくてもできる事から取り組む。やり続ける。数値化・見える化。この二点は特に心に残りました。
・5Sの考え方や原因の追求より要因を潰していくということは納得です。自社に戻って、ミスに対しての原 因を追求するよりも、ミスをしないように要因を潰していこうと思います。
・凡事徹底、原因追求より要因つぶし。自分たちの仕事は発明することでなく、一度付き合ってもらったお客 さんをまた次もその次も利用してもらわないと続けていけません。続けていくためには、凡事徹底、とこと んやることが大切だと改めて思いました。
・経営指針の作成と実践、社員と一緒に経営計画を毎年立てられるようにする。
・最後の、「経営者が違う」という部分が考えさせられました。同じことをしても、会社が違うのだから、や り方も結果も違い、自社に合うものにすることが大切だと思いました。また、数値化など普通のことだと思 うが、なかなか続けていくことは難しいと思います。お手本としてしっかりと管理したいと思います。