2017.10.05
「金融仲介機能のベンチマーク」と広島銀行の取り組みについて 福山支部政策環境・地域内連携推進委員会合同勉強会
福山支部
環境経営委員会
地域内連携推進委員会
活動レポート
経営改善勉強会
8月4日、広島銀行法人企画室の前川敏彦室長・岡田隆志課長代理のお二人を招き、「金融仲介機能のベンチマークと広島銀行の取り組みについて」をテーマに講演頂きました。
超低金利ないしマイナス金利と森金融庁長官の下での金融行政の大転換、そしてベストセラー「捨てられる銀行」シリーズに書かれているように、地方の金融機関を取り巻く環境は深刻さを増すばかりです。
そんな中にあって、広島銀行がいかに地元企業に選ばれ生き残るのか、危機感と真摯な思いが伝わる講演でした。実際に広島銀行が取り組んでいるのが、昨年に金融庁が制定した「金融仲介機能のベンチマーク」に関する情報をより積極的に公開するとともに、融資先企業の事業の理解や課題解決など従来の財務指標に囚われない要素から企業の支援を推し進めることです。
「金融仲介機能のベンチマーク」は、いわば金融機関の通知表ですが、地域企業を財務だけでなく事業の側面から理解し支援する金融機関の姿勢も見えてくるようになるのです。地域の中小企業を支え、地域経済を活性化させるためにも、各地域の金融機関のサポートが欠かせません。その結果、中小企業と金融機関、そして地域全体がウィンウィンの関係になるのが、一つの理想と言えます。 このほか、広島銀行は、企業の知的財産を無料で評価する「企業知的財産活用診断サービス」や、創業支援のための各種サービスにも取り組んでいます。広島県あるいは中国地方の経済を支えるため、少しでも果敢に取り組まれる広島銀行の姿勢に、改めて胸が熱くなる思いでした。
前川室長、岡田課長代理、ありがとうございました!