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2017.10.05

経営指針があるから今がある〜経営指針ワンシートを書いてみよう〜福山支部C地区

 この度のC地区8月例会はG地区会長 ㈱こんどう電器の近藤愼二氏を講師としてお迎えし、経営指針ワンシート作成の説明を頂きました。これは近藤さんが地区会長をされているG地区で同友会汎用のワンシートを元に、山崎税理士事務所監修の上、何度もバージョンアップを重ねてきた独自のもので、自社の決算書から財務数値を入力報告者の近藤氏すればこのワンシートに反映することが出来るエクセルファイル形式です。
 モデルケースとして初期入力されているABC工業をみると500万円弱の経常赤字が粗利を3 %改善するだけで1000万円の黒字に改善するというシミュレーションが自動計算でできます。
 複数年計画で目標値に到達ということも出来ます。このように自社が目ざし目標とすべき損益計算書、貸借対照表を先に決めて、それを実現するために現状分析(SWOT分析)未来方針(SWOTクロッシング)で経営指針を考えるという、とても実践的な仕組みを1枚のワンシートにまとめることが出来ます。
 まだ経営指針を作っていない、おぼろげながら自身にある目標、ビジョン、経営理念、又は経営指針を作成したけれども活用しきれていないという方にとっては具体的に明文化できる良い機会となると思います。
 近藤さんの廃業を考えた自身の決断そしてその時、社員の思わぬ言葉に奮起し、こんどう電器を再生しようと決断した自身の経験を元に経営指針を作り始めた近藤さんの説明には何か具体的な必要性を感じた勉強会となりました。
 最後にこの経営指針ワンシートは難解ですぐには理解できない内容ですが、1枚のシートにまとめられた非常に見やすい実践的なものだと思います。私自身もこのワンシートを活用すべく努力しようと思いました。