合同入社式&新入社員研修「あなたが主人公!」呉求人・社員教育委員会
4月、企業が新入社員を迎える季節です。同友会では毎年この時期、広島、福山、呉の三会場で新入社員研修を開催しています。
呉会場の参加者は、15社24名でした。期間中は、社会人として必要なこと、人間として必要なことを学び、参加者同士の仲間づくりもできました。
夢や目標は行動の源
今年のテーマは「夢や目標は行動の源」。合同入社式では、社員を代表して、㈱呉匠の角彩香さん「失敗を恐れず、最後まで全力をつくします」とあいさつしました。
続いて新入社員研修が始まりました。同友会の新入社員研修は、社員を派遣する企業の経営者が中心になって企画運営を行なう手作りの研修です。昨年から東広島支部と合同で実行委員会をつくり、運営しています。呉での新入社員研修は、参加者を主人公ととらえて「グループ討論」と「委員会活動」をとりいれ、参加者が自ら考えて行動することを促す企画になっています。カリキュラムは、
・他己紹介
・QCゲーム漂流脱出
・エゴグラム
・講義「働く意味」
・人をほめる
・先輩社員の体験談
・講義「マナーとは」
・マナー実習・講義「幸せに生きる」
・講義人として社会人として・将来設計を考える
と続きます。
全体の流れは、まずリラックスしてもらい、初対面の社員同士も打ち解けやすい雰囲気をつくります。そして、自分自身を知り、人間関係の大切さ、コミュニケーションの難しさに気づいてもらうためのカリキュラムが続きます。
講義では社会人の大先輩から「一人の人間としての生き方」を学びました。「マナー実習」で社会人として最低限必要なマナー等を学び、最終日には「将来設計を考える」というカリキュラムで自分の人生の目標を考えてもらうという流れです。
共に学び、共に成長
講義のあとには、聴きっぱなしにならないように、原則としてグループ討論があります。また「委員会活動」によって、朝のつどい、講義等の設営、あいさつ、号令等は社員さんの自主運営です。毎年変化があり、どう動くか、スタッフにもわかりません。
この研修に部分的にでも関わった経営者・スタッフは総勢48名にもなりました。社員さんの動きに対してできるだけ手出し口出ししないことを申し合わせていますので、相当な忍耐力が必要です。今年の社員さんの特徴はコミュニケーションの得意不得意がはっきりしていたようです。経営者の方の聞く力、伝える力が試された研修でした。3日間の内に、社員さんだけではなく、スタッフの方の表情や話し方、接し方が大きく変化していきました。研修の最後は、㈱呉匠の角秀司氏(呉副支部長)から「社会人になる君たちへ」の題でエールがおくられました。社員教育は、共に学び合い、やり続けることが大事だと気づかされました。