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2017.04.24

「社員のやりがいを高める」呉支部広西地区会

 今月の地区例会は「社員と関わり、想いを伝える」というタイトルで、㈱武中産業の中田祥之氏による経営体験発表が行われた。
 祖父の代で創業された会社で、修業後に戻る予定で大学卒業後に大手メーカーに就職。その後社長である父親が他界され、後継として母親が就任。1年後にメーカーを退職し、自社への入社。母親と社員との間で板挟みによるストレスで病気になり半年間の入院生活後に会社へ復帰し、殆どが年上の社員の中で社長に就任する。その頃にコンサルを入れての社内改革に取り組む。上手く行っている様に見えた中で信頼をしていた社員の横領が発覚する。それがキッカケとなりコンサルを断り自分自身で模索をしながら社員との関わりを深めて行き、社内融和の立て直しを図っていった。
 この様な苦労を経た事で、社員の幸せや仕事へのやりがい等を深く考える様になる。同友会での学びにより経営理念などの策定をし、朝礼での唱和をしつつ浸透に努めている。中田氏の真摯な姿勢に参加者全員が感動をし、グループ討論でも活発な意見が出ました。
 社員の幸せとは何かを把握するために積極的に対話を持つ事など、各社大いに参考になる話を聞けてとても素晴らしい例会になった。