地域に生きる ~地域資源を生かし、自社の発展と地域活性化をめざそう~
【概要】 今回は広島西支部会員で広島同友会では地域内連携推進委員長を務めておられます、永本建設(株)の永本社長を報告者にお招きしました。
自己紹介・自社紹介から始まり、「漁民の森づくり」等日々取り組まれている活動(地産地消・地域連携)を詳しく紹介され、ご自身が中心となって制定運動に携わられた「廿日市市産業振興条例」(中小企業振興基本条例)についても触れられました。
後半は、「あなた(あなたの会社)は、どんな地域貢献をしていますか?(orしてみたいと思いますか?)」というテーマでグループ討論をしました。各グループごとに活発な討論が交わされ、各々自身で、自社で取り組んでいることやこれから取り組んでみたいこと等を語り合い、我々尾道の中小企業家が思い描く理想的な地域貢献の形とはどのようなものか考えました。
【感想】 さる3月22日の19時より、しまなみ交流館二階の大会議室にて、廿日市市の永本建設㈱の永本清三社長様を講師としてお招きして、『地域に活きる~地域資源を活かし、自社の発展と地域特性をめざそう~』という講演会と勉強会に参加させて頂きました。
永本社長様は、国産の広島県の木材にこだわった家を販売しておられます。広島の気候には、外材より広島で育った木材の家を作るのが一番快適に自然に適合して住めるという事でした。実際に古い家の解体現場の写真では、外材を使った柱や梁は、朽ちたり、腐ったりしてボロボロになっていましたが、広島県で育った木材は、ひとつも腐ってはいませんでした。
また、このように地産地消をすることにより地元の里山を守る事にもなり、土石流等の自然災害も予防出来るとのことでした。
そして、自社で地元の若者や女性を雇用することにより、地元の活性化や技能の継承にも繋がっています。地元の木材の切れはしは、もったいないので、薪ストーブの燃料として使っておられます。これが好評で、現在では薪ストーブも販売されて、地球にやさしい省力省エネにも貢献しておられました。 地元の活性化を創意工夫で支えておられる社長様の講演は、たいへん勉強になりました。
永本社長様、どうもありがとうございました。