呉支呉未来学~自分たちの未来は自分たちで考える【第⑦講】「多様な連携から突破口を」呉支部
去る2月24日、呉未来学第7講「多様な『連携』から突破口を探る~今こそ『オール呉』で進め!」と題し、呉市企画部 部長 近藤昭博氏に、ご講演頂きました。当日は会員15名、金融機関から16名、呉市から1名の参加がありました。
「呉市まち・ひと・しごと創生総合戦略」の問題意識のベースは「呉市の人口減少の最大要因である若年層の社会減」ということでした。故に、その基本理念は「若年層の定着~若者が集い、にぎわうまちづくり」。 今回は、民間が持つ力を最大限に活用するための、多様な主体との連携についてご講演頂きました。その体系は、①地域との連携の推進(地域活動団体・ボランティア・NPO団体との連携、地域おこし協力隊の活用)、②大学等との連携の推進(大学(高等教育機関・医療機関・企業・金融機関との連携)、③都市間連携の推進(近隣都市・旧軍港市との連携)。各連携の状況についてお話し頂きました。
「『地方創生の深化』のために必要なことは、『稼げるまちづくり』の実現。そのためには、地方が持つ魅力や資源を最大限活用し、地域経済に人材と資金を呼び込むこと」。
都市ブランド力の向上に向けての新たなチャレンジとして、新キャラクター「呉氏(くれし)」の誕生もその一つです。呉の観光地域などで「呉氏」がダンスしまくるプロモーション動画は、動画サイトで30万ビューを越え、その広告効果は約3億円とのこと。「今後も『くれブランド』の更なる向上のために、多様な主体との連携によるシティープロモーションを展開していく」というお話が印象的でした。
最後は、地方創生に向けた全国の取組事例の紹介がありました。連携することで、どんな「可能性」が広がっていくのかを考える契機となりました。ご講演後の意見交換は白熱したものになりました。