「国の中小企業・小規模企業者支援策 『知って活用!』」呉支部政策委員会11月勉強会
11月の政策委員会は、勉強会として「国のサポート体制を活用しない手はない!~中小企業・小規模事業者支援策について」というテーマで、講師に経済産業省 中国経済産業局 産業部 中小企業課 課長補佐 宇山 正樹 氏をお迎えして開催しました。ご講演のポイントは、①新しく制定された「中小企業等経営強化法」の概要、②事業引継ぎ支援について、③経済対策(28年度補正予算)の施策紹介の三点でした。
「中小企業等強化法」の概要に関しては、生産性向上のための措置の必要性、中小企業等 経営強化法の位置付けについて、などの説明がありました。「事業引継ぎ支援について」に関しては、事業承継をする上での課題などの説明、経済対策(28年度補正予算)の施策紹介に関しては、中小企業支援施策の紹介などがありました。
講演の質疑応答では、多くの方からの質問があり、それに対して適切なる回答もして頂きました。さらに、補助金に対する状況説明や申し込みなどの問い合わせも沢山出ました。大変勉強になり、また皆さん方の真剣なる質問等でより深く理解が出来、とても良かったと思います。参加頂いた方からも、同意見が多くありました。
最後に、講師の宇山氏の「補助事業申請書作成時のポイント」を紹介します。事業計画全体を考える際に、①本取組の背景(世の中の動きを整理)、②自社の現状と課題(①の背景の中にあって自社の現状と課題を整理)、③課題解決方法(②の自社の強みを活かしてどのように解決を図るのかを具体的に整理)、④本取組を実施することによる自社ビジネスの変化(事業実施により「何がどう変わるのか」を分かり易く具体的に整理)、⑤目指すべき将来像(自社ビジネスの変化により将来の自社のあるべき姿とそこに至るまでに年度計画を整理)。①~⑤を整理して全体のシナリオ(ストーリー)を作成し、申請書フォーマットの該当部分に落とし込むと申請書全体がストーリー立てされ、分かり易くなるそうです。