2016.12.05
「我社の現状と今後の展望」東広島支部西地区10月例会
東広島支部
活動レポート
経営改善勉強会
報告者:小田原工業㈱ 専務取締役 小田原 大輔 氏
グリーンホテルモーリスにて、西地区例会を行いました。
小田原工業は現社長が初代で、主にアルミ部材の加工をしています。高度成長を機に設備を増やし、量産加工を主に行ってきました。近年、どの中小製造業者にも共通する課題ですが、生産の海外移転が進む中、リーマンショック・東日本大震災・タイの大洪水など様々な要因で売上が落ち込んでいます。さらに製造単価の値下げ、原材料の値上がり、人材不足など、国内での大量生産に限界を感じています。
そこで今、新しく着手していることが、長い業歴のなかで育った職人さんによる試作事業だそうです。いっぺんに事業転換も難しく、徐々に転換することで、利益が増えているそうです。
今後は施策を軸にしていく一方、今後需要が見込めそうな量産品も手掛けていきたいそうです。できそうでできないことですが、会社のことをとても細かく分析していることに、感心しました。