「 中小企業にとって大事なモノは何でしょうか? 会社経営におけるカン違い!」三原支部10月例会
講師: Team 経営参謀 代表 村上弘基 氏
10月の支部例会は、いつもと異なりグループ討論の時間を作らない講義形式の形となりました。
講師は、元地方銀行出身の村上弘基氏で、経営者自身としての立場からではなく、経営コンサルを業務とされている立場から、会社と金融機関との付き合い方や、決算書の見方、会社経営におけるカン違いについて講義されました。
特に新鮮だったのは、「銀行との付き合い方、銀行がどのように中小企業をみているか。」についての部分でした。「銀行は貸金業者である。」との観点から、わかりやすく具体例を出され、銀行との交渉において気を付けるべき点を惜しげもなく述べてくださいました。銀行が重視しているポイントや聞かれたくないところまで・・・。村上さん、本当に金融機関から怒られないのでしょうか・・・。私たちにとっては、目からうろこの講義内容でした。
また、経営における「カン違い」については、「考え違い」と説明されました。お金はただの情報であり、お金のことばかり考えていても経営はうまくいかず、むしろ、お客さんを喜ばせることを考えれば、お金は儲かるんだとのことでした。多様な経営者が集まる例会で、個々の具体例などは時間の関係上挙げられませんでしたが、経営の考え方として皆さんの会社すべてに共通することではないでしょうか。
この度の例会は、経歴の関係からもっと堅い数字の話が中心になるのかと思っていましたが、大変わかりやすくお金のことや経営のことについて教えていただき、講義中の雰囲気も和やかでした。私も最初は少し緊張気味でした(久しぶりに参加させていただいた例会ということもあり・・・。) が、すぐにリラックスした気持ちで講義を受けることができました。私は、講演会後の懇親会には不参加でしたが、きっとさらに突っ込んだ興味深いお話が聞けたのではないかと思います。
この度の例会は、会社経営について悩んだとき、違った角度からしっかりと支えてくれる心強い参謀との出会いだったと感じました。