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2016.10.04

【同友ひろしま9月号】13年目の広商インターンシップ支援 ~会員企業51社で生徒91名を受け入れ

02p1ヒロボシ㈱ 荷解きの作業実習

 広島4支部による県立広島商業高校(広商)のインターンシップ支援は、今年で13年を迎えました。
 同校のインターンシップは、校長先生を始め先生方が生徒に熱い思いを持っておられます。中小企業での就業体験の期待が強いことから支援を継続して来ました。
 毎年、高校二年生の生徒全員がインターンシップで就業体験を行います。

02p2㈱ウエストヒル 書類の入力について習う

 今年は同友会会員企業51社が生徒91名を受け入れました。今年度はひろしま総文の開催に伴い日程は例年と変わり、7月25日から27日、8月8日から10日、8月22日から24日の3日間の3日程で行われました。

㈱SANKYO ガリバー 接客のロールプレイング㈱SANKYO ガリバー 接客のロールプレイング

 同友会では毎年インターンシップの実習が始まる前に事前の支援委員会を会員企業で立ち上げています。今年度の支援委員会は七月八日に開催しました。
 支援委員会では広商山田校長先生とインターンシップ担当の江藤先生も参加し意見交換を行いました。「こんな実習があるんだ」「他社はこんなやり方をするんだ」という会員各社の気づきなどを情報交換しながら、実習内容や昨年度の反省や改善点などを話し合っています。

02p4広島デコラ㈱ カッティングシートを剥がす練習

 受入企業は生徒に「働くこと」を実感してもらおうと様々な工夫を凝らした「実習スケジュール」を作成します。
 また、中小企業でしかできない「経営者との時間」や「全社で関わる体制」をつくり、大人から若者に働くことを直に伝えます。

02p6㈱脇地運送 トラックから荷物の荷降ろし

 他にはないこの取り組みは学校と生徒から高く評価されています。最近では「挨拶の練習」「来客のマナー」「電話対応」など生徒の学びたいことなども取り入れ、実習をしています。この一三年を振り返ると、企業には良い傾向が見られています。先輩が後輩を教えるように、生徒の自主性などを考え、指導するといも見られるようです。

02p5㈱SANKYO サイクルベースあさひ 打ち合わせの様子

 また、一〇月には総括会議が開かれ、今回行なわれたインターンシップの反省会として次年度に活かすための振り返りを行います。さらにより良いものにするため、学校・企業とも相双で情報交換をします。
 一三年間、支援委員長を引き受けて下さった星山氏(安芸宣興㈱)よりコメントを頂きました。「企業、学校の取り組みがやっと芽が出ました。インターンシップを来年もより良いものにし、継続していきます」と。