活動レポート
2016.08.30

3.変化を恐れず、変化に挑戦していこう

新支部長紹介

呉支部長  相川 敏郎 氏(㈱スタジオアイ 代表取締役会長)

使命感~夢・幸福(しあわせ)・感動~愛を彩る スタジオアイ
 行動の原点
一.ビジョン 私達は、人生を豊かにするサービスを通じて、地域社会への貢献と、スタッフの豊かな生活を目指すべく、常に熱血チャレンジ集団であることを誓います。
一.顧客 私達は、感謝と真心でワクワク・ドキドキの時間(とき)を演出し、心の宝物をお届けすることを誓います。
一.商品 私達は、豊かな感性をフルに発揮し、独創的な商品開発、技術の向上に全力投球することを誓います。
一.管理 私達は、正しい現状認識をして、「迅速・細心・正確」に責任を持って行動し、役割を果たすことを誓います。
一.チームワーク 私達は、オンリーワンを目指し、コミュニケーションパイプを充実させ、プラス思考で前進することを誓います。

04p1 経営者として何も知らなかった
 同友会に入会したのは昭和63年10月、ある先輩から「書類にとにかくハンコを押せ」と言われて半ば強引に入会したのが最初でした(笑)。入会後、しばらくは参加していませんでした。参加するきっかけは、「経営計画策定セミナー」に参加してからです。
 平成2年末のことでした。行事案内がふと目にとまり、すぐに参加申込書をファックスしました。当時、「このままで良いのか」と悩んでいた時期でした。入社した時は独身だった社員が、結婚して子どもが生まれていく。彼らの人生を会社として受け止めてやれるのか不安だったからです。
 セミナーに参加して一番勉強になったことは、「自分は経営者として何も知らなかった」ことでした。
 これをきっかけに、同友会をはじめ様々な勉強会に参加していくことになりました。
 
このままではじり貧になる
 私は写真大学を卒業し、父の経営する写真館に入社しました。そこは、祖父が昭和9年に創業し、父は二代目で、三代目を引き継ぐつもりで入社しました。入社した頃は「島の写真館」として、撮影業務に携わっていました。その後、縁あって総合結婚式場の写真をメインとするようになります。さらに、結婚式自体が式場からホテル中心になり、我が社もそれに合わせて、新しいホテルに写場として入るようになりました。この頃から社員も採用し始めました。
 20年前の私は本当に悩んでいました。あるセミナーで「人口減少で結婚するカップルも減り、式場写真業界はダメになる」と聞いたからです。当時の写真館業界は、「良い仕事をしていたらお客はつく。宣伝するのは邪道」と言われていました。また、撮影料も撮るまで分からず、できあがった写真とともに「○○○円です」という世界でした。このままではじり貧になるという危機感から、不明確だった価格設定を明確にしたり、広告チラシを大量に配布したり、多店舗展開もしてきました。変化を恐れず挑戦し続けたからこそ現在の自社があると思っています。
 

04p2

広島市西区にオープンした「イノセンス

新しい挑戦
 現在、挑戦していること。お客様の新しい嗜好の変化「ゆったりとオシャレに撮影して欲しい」というニーズに対応するための、新しい店舗をオープンしました。
 1日6組限定、しかもチラシはうたず、インターネットのみでのPR。最低でも1年は採算ベースに載らないと覚悟してオープンしました。
 変化していかねば企業の成長はない、もっと言えば、経営者自身が変化していかねば会社も変化しないと思います。
 

3つのこだわり、そして
 支部長に就任する際、支部理事の皆さんにお願いしたことが3点ありました。①同友会の3つの目的に沿った活動を進めたいということ。②結果にこだわる。特に2番目の目的である「よい会社をつくろう」では、具体的には増収増益という結果を出すこと。経営理念を明確にし、経営計画を立て、実践していくこと。また、支部理事として、会活動においても各担当において結果を出すこと。③変化に挑戦すること。変化を恐れず、変えられるものから変えて行く、ということです。
 そして、もう1つ、呉支部活性化のための会員増強。自ら率先垂範し、任期中は言い続けてまいります。
(文責 事務局 木下)