8.ちょっとした話 ①Oishi吉山エピソード ②熊本店を避難所として提供
①縁とタイミングを大切に!~Oishi吉山エピソード~
(株)景観グリーンライフ 代表取締役 田中秀顕氏(広島安佐支部)
5月25日に安佐南区吉山にオープンした「Oishi吉山」は、(株)EVENTOS(広島中支部)の新店舗です。中には地野菜の直売所、ワインショップなどが並びます。実は、この店舗の施工には同友会での出会いがありました。
田中さんを同友会に誘った松下さん((株)ジェイ・スマイル)が「勉強したい」と言う田中さんを愛媛同友会の例会にお誘い。報告者は広島中支部の川中さんでした。
名刺交換の時に「ちょうど信頼できるガーデン・エクステリア業者を探しよったんよ」と川中さん。まさに田中さんが経営において心がけておられる『縁とタイミング』だったのです。
今回のお仕事について「Oishi吉山では、従来の業務とは少し異なり、川中社長の描く夢やお店のコンセプトというクライアントの『思い』を共有する会議を1年間に渡り、何度となく開催しました。そして、商品販売だけに目を向けるのではない、物売りからこと売り+里山暮らしを売ろうというビジョンを元にデザインを行いました。企画→デザイン→造成→ガーデン施工まで弊社で行わせて頂きました。特に周囲の景観との調和を考えデザインしました」と田中さんご自身も思いを込めたものとなったそうです。
夏頃までには、同社のショップも敷地内に建設予定。吉山にまた新しい名所ができました。(文責 事務局 青芝)
②熊本店を避難所として提供((株)スタジオアイ/呉支部)
「現地は本当に大変な状況でした」と語るのは、相川敏郎氏((株)スタジオアイ・代表取締役会長・呉支部)。同社は、七五三、成人式、ブライダル写真を撮影するトータルスタジオ「フォセット」を呉市、広島市を中心に12店舗展開しています。県外では岡山と熊本にも。先の熊本地震では、熊本店も店内の様々な物が倒れ落ち、壁にはひび割れもあったといいます。
「自社で何ができるかを考えた結果、4月16日にとりあえず緊急で必要であろうと考えられる支援物資を届けに行きました。ただ、近所の方も余震が怖くて自宅に戻れない方も多く、熊本店とその駐車場を避難場所として提供することにしました」。約30名の方が、1週間、同店を避難所として利用されたとのこと。
現在は通常営業の状況に立ち直っているそうですが、「熊本の現地採用スタッフが、被災のため、2名退職せざるをえなくなった状況が本当に残念です」。また、「被災された方が、『こういう時だからこそ家族写真を撮りたい』と熊本店に来店しています。家族の絆を確認する、人を元気づける力が、写真にはあるんだと改めて考えさせられました」というお話が印象的でした。(取材・文 事務局 木下)