2016.05.19
福山市の人口ビジョンを学ぶ~福山支部政策環境委員会3月勉強会
福山支部
政策委員会
活動レポート
- 開催日時:
- 2016/03/01(火)
- 会場:
- 同友会福山事務所
- 人数:
- 18名
- 報告者:
- 講師:福山市企画総務局 企画政策部企画政策課 連携推進担当次長 前原 由幸 氏
- 文責者:
- 事務局 橋本
今回、政策環境委員会では地元福山の現状と市の施策について学び、それを踏まえた上で自社の事業計画や地域活性化の貢献策を考えようと、福山市の企画政策課から前原次長にお越し頂き、福山市の「人口ビジョン」について説明を受けました。
福山市では2015年の国勢調査において、辛うじて人口減は免れたようですが、次回の調査では人口の減少、特に自然減(出生数を死亡数が上回る)は必至と いう状況のようです。減少のなかった今回においても、社会減(他地域への人口流出)は既に始まっています。特徴的なのは20代の女性が流出しており、その 流出先が身近な倉敷や岡山だと聞き、少しビックリです。考えてみると、お隣の岡山県には大きな医療機関が多く存在しています。そこで学んだり、医療従事者 として働く女性が多いのだそうです。統計数字から色々な事が見えてきます。一度出て行った人たちはそこで家庭を持ち、殆どの場合地元へは帰りません。この 辺り、市も認識はしているようですが、流出を止める有効な手だてが見つからない、というのが正直なところでしょう。
今後確実に訪れる高齢者増、生産労働人口減少と話が進むにつれ気が重くなってきますが、地元で根を張り、輝こうとしている我々中小企業家は、ただ手を拱いている訳には行きません。
同 友会の目的の一つである、「良い経営環境」を作るため、行政、金融機関などと手を携え、人口のインバウンドや地域活性化の仕組み作りを考えて行かねばなり ません。その考察を更に深めるため、次回5月には第2回の勉強会を開催予定です。人口ビジョンを基に、市が行なう施策の概要を学びます。