11.ちょっとした話 ① 第4回広島みなとフェスタ「え~じゃろ体験広場」で地域に貢献 ② 肉の丸焼きを美味しく頂く 新製品「オートグリグル」 ③ 自社の「困った」を商品に ~NCで工具が振れる? セル研、やったげるけん!~ ㈱向井製作所(広島安佐支部)
- 開催日時:
- 2016/03/20(日)
①第4回広島みなとフェスタ「え~じゃろ体験広場」で地域に貢献
晴天に恵まれ、3月12日・13日で広島みなとフェスタが開催されました。(6万5千名の来場)このお祭りは今年で4回目。南区地域おこし推進課を事務局に、広島港やその界わいのにぎわい創出を目的に開催されています。
広島東支部では今回より支部行事と位置づけ、例年通り『え~じゃろ体験広場』を担当しました。
会員より出店協力を募り、「苔玉作り」(仁井田造園)、「黒板作り」(今田外装)、「おしゃれなDIYワークショップ」(マエダハウジング)、「壁紙でつくるカレンダー」(りかはうす)、「広島カープ プラバン作り」(手芸のほりかわ)、「グリーンティー作り」(森一芳園)、「スマホ動画で宝さがし」(タニシ企画印刷)、「健康応援ステーション」(明販広島東)、「熊野筆体験」(晃祐堂)、「パン作り」(トロンちゃん)、「キッズマネースクール」(広島信用金庫)など、本業にひとひねり加えたコーナーを準備頂きました。
また各地区会などから「バター作り」「ちりめんモンスターを探せ」や、昔なつかしい「わたがし作り」「金魚すくい」「手作りゴム鉄砲で射的」、また「魚の掴み取り」「ふわふわカープドーム」「ふわふわスライダー」といった体験コーナーも企画し、2日間で200名を超える会員の皆さんにもご協力いただきました。
②肉の丸焼きを美味しく頂く 新製品「オートグリグル」
呉支部会員の㈲髙岡工業(代表取締役 髙岡雅則氏)が、自動回転式丸焼き機「オートグリグル」を製作、自社製品として販売開始しました。
同社の本業はアルミ・ステンレスの製造・修理、船舶艤装品・一般製缶品の製造。一般消費者向けの製造や開発は行っていませんでした。
きっかけは、友人でもある会員の「こんな機械が欲しいけどないんじゃ」という一言から。「ないんならワシがつくっちゃろう」と一週間かけて試作品を完成。
「当初は製品化は考えていませんでしたが、妻の『家庭向きならニーズはあるのでは』という一言で製品化を決意しました」。
電気配線や切断、商品ロゴなど、同友会会員企業の協力を得ながら完成しました。
グリグルの特徴は、①ゆっくりと自動回転し焼きむらがない、②火力調整も簡単、③スイッチ一つで回転・停止・反転が選べる、④家庭用コンセントや電池も使える「2ウェイ電源」、⑤オールステンレス製で錆びにくい、⑥焼き網も乗せられ、バーベキューも同時に可能。
実用新案・商標登録も出願済みとのこと。気になる価格は6万8千円(税・配送料・手数料込)。
ご注文・お問合せは同社(℡0823‐87‐5519)まで。
(文責 事務局 木下)
③自社の「困った」を商品に ~NCで工具が振れる? セル研、やったげるけん!~ ㈱向井製作所(広島安佐支部)
製造業にとって、工作機械の修理で長期間機械が使えない状態は避けたいものです。
創業昭和31年の㈱向井製作所(代表取締役 向井雅文氏)は、ミクロン単位の精度で自動車等の試作部品製造を手掛ける会社です。
製造現場にとって、NC工作機の主軸精度の狂いは悩みの種。こういった場合、狂いの出た機械を止めてヘッドを分解し、スピンドルをメーカーに送り、修正して送り返してもらっていました。しかし、それでは機械を長時間止めなければならず、費用負担も高額でした。
そこで、㈱向井製作所では、自分達で修理しようと25年前から、セルフ研磨機を製作し、社内での修理に使っていました。セルフ研磨機は、工作機械に載せて、ヘッドを分解せずに半日程度で主軸テーパー角度に合わせて砥石を使ってテーパー部分を研磨する機械です。
この話を聞いた知り合いの会社から「うちもやって!」と引き合いが増えて来て、一部門として立ち上げ、関東営業所も開設、日系企業が多く進出しているタイ・韓国・台湾でも展開されており、日本から持って行った工作機械の修理に活躍しているそうです。
セルフ研磨by㈱向井製作所
http://seruken-mukai.com/