2016.04.12
「これから10年を見据えた企業づくり ~地域内資源を生かした新たな仕事づくり~」~呉支部芸南地区会
呉支部
環境経営委員会
地域内連携推進委員会
SDGsへの取り組み
活動レポート
経営改善勉強会
- 開催日時:
- 2016/02/27(土)
- 会場:
- 安浦まちづくりセンター
- 人数:
- 33名
- 報告者:
- (株)安岡商事 代表取締役 安岡 浩史 氏(高知同友会)
今年度 芸南地区会は皆様に支えられ、お陰様で20年の節目を迎えることだが出来ました。今般 周年事業として 高知同友会 副代表理事 (株)安岡重機 安岡社長にお越しいただき記念講演を行いました。
安岡社長は、2代目で学校卒業後 首都圏を中心に土木関係の仕事につき33歳までサラリーマンとして働いてこられたそうです。Uターンして地元に帰り安岡重機で働く中で公共事業中心の業態に危機感を感じ、地域資源を生かした仕事を模索するようになられたとのことでした。
高知県の森林面積率は全国一位で、自社の産業廃棄物処理業を生かしペレットを使った木質バイオマス事業に進出されました。ペレットの製造が軌道に乗るまでの数年間は思うような利益が上げられなかったとのことですが、ようやく採算ベースに乗ってこられたようです。木質バイオマスでは、ペレットの製造だけでは事業として成り立たず、材料の間伐材の調達、安定した供給を行うための物流の強化。ペレットを使用してもらう顧客の開拓など上流から下流まで一貫して関わられたようです。その中で、地域行政を巻き込んだ展開は印象深かったです。
また、会社の多角化を進めておられ、 スープカレーのお店や、簡易宿泊業も行っておられます。
講演終盤、経営資源・地域資源の強みを明確にし、生かしていくことが大切とのお話がありました。そのためにも経営者の思いが大切であるとまとめられたのは大変印象に残りました。
講演の後、懇親会、2次会、3次会 と続きましたが、気づきの多い時間を過ごすことができました。