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2016.04.01

10.ひろしま未来チャレンジビジョン~改訂版とは

開催日時:
2016/02/29(月)
会場:
同友会 本部事務所
人数:
15名
報告者:
講師:広島県総務局経営企画チーム 政策監 米田 一裕 氏
文責者:
事務局 クニヒロ

県政策委員会(佐藤清子委員長)は2月29日、広島県が昨年10月に策定した「ひろしま未来チャレンジビジョン 改訂版」について、県総務局経営企画チームの政策監、米田一裕氏から説明を受けました。そのポイントを紹介します。

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(左)米田政策監 (右)佐藤委員長

10年につくった「ひろしま未来チャレンジ」の基本理念は「将来にわたって『広島に生まれ、育ち、住み、働いてよかった』と心から思える広島県の実現」。5年間、取り組んだ成果として、①合計特殊出生率が全国(1.42)を上回って改善(1.55)、②総観光客数が3年連続で過去最高を更新したと総括しています。
それでも人口の減少は続く見通しで、60年には何もしなければ200万人を下回り、出生や社会移動に関する県民の希望が実現した場合、235万人と45万人の押し上げ効果が期待されるとのこと。今後5年間、県民の希望を叶える新たな目指す姿をイメージし、「仕事でチャレンジ!暮らしをエンジョイ!活気あふれる広島県~仕事も暮らしも。欲張りなライフスタイルの実現」を掲げたとのことです。
具体的に取り組む政策分野として、①人づくり、②新たな経済成長、③安心な暮らしづくり、④豊かな地域づくりの4つに整理。「人づくり」の分野では、少子化対策に力を入れたいとのことで、若者の出会いや結婚への支援、女性が活躍できるサポート体制をつくるそうです。現在、広島県は移住希望ランキングで全国第6位、その利点を生かし地方移住の機運を取り込み、定住につなげていきたいそうです。
「新たな経済成長」の分野では、企業の付加価値・競争力を上げるイノベーション力の徹底強化に取り組み、起業・創業を支援し08p22、イノベーションインストラクター育成塾などを通して中堅企業の底上げをはかり、チーム型支援で高成長ポテンシャル企業の成長を実現し、イノベーションファンド(100億円)を使ってもらいたいそうです。
新しい仕事づくりや付加価値の高い仕事づくりは、個別の小規模・中小企業が挑戦しなければいけない大切な課題ですので、広島県が進めようとしている産業イノベーションの領域に中小企業がどう関われるのか検討していきたいところです。また、広島県の政策の柱に、小規模・中小企業が位置付けられることを望みたいと思いました。
(文責 国広)