活動レポート
2015.11.27

地球環境アンケート2015の結果について

2015年7月に行った、地球環境問題に関する、意識・実態調査のアンケートの結果を、報告いたします。詳細は、この文末のPDFファイルをご覧ください。

社員数9名までの企業

06p11

社員数50名以上の企業

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7月に行ったアンケートでは、ご協力いただいた皆様に感謝申し上げます。
今回のアンケートは、EA21の自己チェックシートにそって設問を作成しました。選択肢そのものが、皆様へのヒントになれば、と考えました。そのため昨年より設問数が大幅に増え、回答率を下げた(11% →8%)原因と思われます。
全体に環境保全への取り組みが進んでいるようです。取り組みがすすんでいる項目は、こまめな消灯などの日常的な取り組み、設備導入時の省エネ化、ペーパーレス化、グリーン購入、包装資材などのリユース、地域活動参加等です。
業種によって取り組みがむつかしい設問もありますが、それ以上に、業種間の意識の違いがあるようです。製造業・建設業は比較的意識が高く取り組み件数も多い。逆に情報流通商業やサービス業は比較的意識が低く、取り組みの件数も少なくなっています。
企業規模別分析では、企業規模が大きいほど成果が出ているという回答率が高く、取り組みの数も多くなっています。逆に企業規模が小さいほど、成果や取り組みの方向性が見えにくくなっているようです。社員数の多い会社ほど、方針や具体的な目標が明確な傾向があり、そのため実績を確認しやすいのでは、と考えています。
IPCC報告を信じないという残念な回答もありました。IPCC報告はデータから導き出された科学的知見です。環境問題への正しい理解が求められます。

■実施:2015年7月1日~2015年7月31日
■方法:弊会グループウエアによる。
■対象:弊会全会員2575名。
■回答数:219名(回答率:8.5%)
■アンケートの目的
① 会員企業の地球環境問題への取り組み状況を把握する。
② アンケートをEA21の自己チェックシートに沿った形にし、選択肢の提示が、取り組みのヒントになるようにする。而して、取り組みの促進を図る。
■概要
① 回答率が8.5%と昨年の11%を下回ったのは、主として(1)グループウエアの不調、(2)アンケート内容の変更による設問の増大、によるものと思われます。
② IPCC第5次報告を認知している会員は25%。
③ 回答企業の取り組みは、平均で18.4項目。
④ 業種によって取り組みにくい項目もあるが、製造業・建設業は比較的関心が高く、情報流通商業・サービス業では比較的関心が低い。
⑤ 「イメージアップ」や「売上向上」など、取り組みの目的が具体的なほど、成果を実感している率が高い。
⑥ 企業規模別では、企業規模が大きいほど、成果を実感している比率が高い。

詳細は以下のPDFファイルをご覧ください。

設問別

規模別